- Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396342944
感想・レビュー・書評
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自衛官の立場からすれば、あり得るような事かもと思いました。
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特戦群が秘密裏に竹島を奪還する事件を,航空総隊の幹部女性自衛官が解決するストーリー.元軍人の書くポリティカルスリラーは海外では多く私も好んで読んできていて,元自衛官のそういった作品はないかと探していて本作に行き着いたが,法制や設備・装備面双方が緻密に描かれている他,やはり実際に現場を経験した方ということで,隊内の人間や心情面の描写が生きたものであると思った.他の作品も今後読んでいく.
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陸上自衛隊特殊作戦群の秋津陸佐率いる約40名が失踪し、その後竹島に上陸、「竹島を“奪還"した」と宣言がなされます。
彼らの目的はなにか、 日本政府はどう動くのか、緊迫した情報戦が繰り広げられます。
空自幹部の倉橋日見子が戦いをはじめます。
元幹部自衛官の著者が描く、エンターテインメント。
細部が細かく描かれて、リアリティを増していきます。
さすがです。
ところどころ詳しすぎて、ついていけないところもありましたが。
「武は持つだけでなく、それを用いる気概がなくば、意味がない」
この言葉、考えさせられます。 -
空自の情報幕僚と陸自の特戦群の士官を中心に回る話で、特戦群を抜けた者たちが竹島を占拠、韓国空軍の内応者とともに日本を攻撃させることで専守防衛なる幻想から日本人の目を覚まさせようとする黒幕の情報幕僚の上司。結局漏れてうまくいかずに終わるんだけど、抜けた者たちはスパイとして今後働いていくことが示唆されて終わる。
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かなりの意欲作、なのだろうと思う。
人物造形の作りこみがちょっと足りない気はするが、装備やら運用やら会話内容やらのリアリティはさすがにスゴイ。