新・深川鞘番所 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396343149

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  • 深川鞘番所シリーズの11作目
    「新・深川鞘番所」シリーズ(第二期)の1作目
    2017.12発行。字の大きさは…小。

    左遷になった北町奉行所の与力・大滝錬蔵が、深川鞘番所支配として悪を退治する痛快時代劇。

    此度は、南町奉行所の年番方与力・棚橋貞右衛門を調べていた同じ奉行所の臨時廻り同心・潮田格太郎が仙台堀に一刀のもとに斬られて浮かんでいた。凄腕の刺客を探るべく鞘番所北町組の面々が…。

    錬蔵が、深川芸者・お紋を「おれが妻と決めた女。誰にも渡さむ」と啖呵を切るのは胸がスカッとする。

    【豆知識】
    「大番屋」とは、いわゆる調番屋で、自身番と違って捕らえた嫌疑人たちを留置する仮牢と吟味場を備えていた。

  • 相思相愛となった錬蔵とお紋の物語。
    今回はそのお紋に身請けがかかり
    その理不尽さに彼女が拒否したことから
    全てが始まります。

    どうやらこの男、何が何でもものにしようと
    深川中のありとあらゆる場所を
    金に汚い南町奉行所を使って
    我が物にしようとしているようです。

    それは錬蔵たちの必死の探索によって
    だんだんと暴かれていきます。
    そしてお紋はある思わぬ行動をとることを
    錬蔵に提案するのです。

    今回は切なさはなくて
    すっきりといった具合でしょうか。
    新シリーズも面白そうだな。

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著者プロフィール

1946年佐賀県生まれ。雑誌編集者を経てフリーライターに。ノンフィクション、コミック原作、実録小説を手がけ、映画化、テレビ化作品も多数。2002年「裏火盗罪科帖」シリーズで時代小説作家デビュー。著書に「投込寺闇供養」「深川鞘番所」「朱引き黒引き双つ江戸」「千住宿情け橋」「留守居役日々暦」「渡り辻番人情帖」「新・深川鞘番所」「俠盗組鬼退治」「草同心江戸鏡」シリーズなどがある。

「2022年 『北町奉行所前腰掛け茶屋 迷い恋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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