極夜1 シャドウファイア 警視庁機動分析捜査官・天埜唯 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396345525

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  • 沢村鐵『極夜1 シャドウファイア 警視庁機動分析捜査官・天埜唯』祥伝社文庫。

    監視映像分析の天才・天埜唯を主人公にした新シリーズ書き下ろしの警察小説。

    天埜唯が主人公と書いたのはタイトルにその名前があったからなのだが、彼女よりも隼野一成の活躍の方が目立つ。

    現実に起きた事件を散りばめながら、実際の日本社会をデフォルメしたかのような虚構の世界。この先、物語は膨らんでいきそうだが、物足りなさを感じる。

    新宿歌舞伎町のビル火災で大量の焼死者が発生、火元には刺殺体が残され、臨場した捜査一課の隼野一成は火災現場から逃げたのは子供だったという目撃証言を得る。火災現場で隼野は刑事らしからぬ若い女性の天埜唯と出会う……

    本体価格780円
    ★★★★

  • 「クラン」シリーズ作者の新シリーズ。
    発行元が変わったのが、少々気になるが、今回も強大な敵にワクワクさせてくれる。
    ただ京都アニメーションの事件後に、放火殺人でたくさんの人が亡くなるシーンで始まるのは、少々きつい。
    発行を少し遅らせたり出来なかったのかな…
    歌舞伎町で発生した放火事件。
    火元では刺殺体が発見され、上の階ではホストクラブにいた大勢の人が犠牲となった。
    捜査に加わることになった隼野は、現場で謎の捜査官・天埜唯と出会う。
    刺殺体の身元を探る隼野にかかる権力の圧力。そして、隼野をあざ笑うように、関係者が殺されていく。
    一方、確定死刑囚との面談を進めるジャーナリストの川路は、別の角度から事件の真相に迫っていく。
    隼野、川路の男の約束、謎の捜査官・天埜、カリスマ的サイコパスの環。
    いろんな筋があり過ぎる気がするが、これまでのパターンからすると、この後5~6冊かけて、回収していくのだろう。
    続きが気になる!

  • 現在の世相をさらに悪い方向にすすめ、夢も希望もない世界を舞台に進める、なんとなくクランと同じ感じの展開になるのかな。

  • なにか物足りないと思ったら、タイトルにある「天埜唯」の人物像がはっきりしないし、登場場面が少ない。

  • 09月-08。3.0点。
    ホストクラブも入る雑居ビルで放火事件。目的は一フロアの実態不明な会社の社員の模様で。。。

    SSBCの天才捜査官が主人公。背景やらが深い。クランシリーズもそうだったが、説明文章が多く、進みが遅い。後半からやっと進んだが。

  • 2020/06/07 33読了

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著者プロフィール

沢村鐵
一九七〇年、岩手県釜石市生まれ。二〇〇〇年 『雨の鎮魂歌(レクイエム)』でデビュー。著書に「警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結」シリーズ、「クラン」シリーズ(以上、中公文庫)と、その番外編『ゲームマスター 国立署刑事課 晴山旭・悪夢の夏』、「極夜」シリーズ(以上、祥伝社文庫)のほか、『あの世とこの世を季節は巡る』、『はざまにある部屋』(以上、潮文庫)、『謎掛鬼 警視庁捜査一課・小野瀬遥の黄昏事件簿』 (双葉文庫) などがある。
ウェブサイト〈沢村鐵のフィラメント〉http://www.t-sawamura.net/

「2023年 『世界警察4 悠久のフロスティグレイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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