スマイル・ハンター 憑依作家 雨宮縁 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396346096

感想・レビュー・書評

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  • スマイルハンターって、何のことなん?って感じやったんやけど、笑顔の人を狩る事やったんや〜
    幸せのままにしといてあげたらええのに、そんな人を不幸にする事が、コイツの幸せなんか…理解不能や!

    こんな難解な事件を解決する作家。憑依作家と呼ばれている雨宮縁。
    もう、多重人格というか変人というか…
    事務所の庵堂さんが、何かカッコ良いけど、この2人!怪しい!

    まだまだ、出始めで、縁さんの事分からん事ばっかりやけど、事件を解決できたのは、地道な捜査とか、そんなんやなくて、犯人と同族やから、普通に分かったんちゃうか?
    って思ってしまうのは私だけ?

    分かって、同族でも何でも良いから、そんなヤツらを駆逐する側に回ってくれるんやったら、ええか!

    今後の展開に期待!

  • 人のスマイルを切り取り、その後絶望の顔を撮るカメラマンが犯人であった。それを追い詰める探偵がとても濃いキャラクターで作家であり、その主人公を自分が演じるというかその人物になりきる。その小説家縁が犯人に、興味を持ち、捕まえていく話。次回作も読みたくなりました

  • 幸せいっぱいの夫婦の夫が事故や自殺を装って次々に殺されていく。何か違和感を感じていたフリー装幀家の浦田は、編集者に変人推理作家雨宮縁を紹介される。雨宮はこの事件に興味を持ち、犯人に罠を掛けようとする。
    次々に姿を変えて、年齢及び性別不明の雨宮がなかなか面白い。あっけなく犯人は捕まってしまう。その辺りも含めて、もう少し書き込みが欲しいところ。

  • 人気推理の雨宮縁は、執筆時作品ごとに主人公になりきる姿から憑依作家と呼ばれている。
    寿退社した恩人の夫の自殺に不信を覚えた雨宮は、担当編集者らを使い真相を調べ始めるが……。


    その時に執筆している作品ごとに主人公になりきる性別・年齢不詳の”憑依作家”雨宮縁シリーズの一冊目です。
    作者さんが藤堂比奈子シリーズの内藤了さんという事で、残虐表現どの程度なのかと思いつつ読んでいましたが、少なくともこの巻はそこまででもなかったです。ですが、その代わり悪意や狂気は強かったように思います。犯人の動機は身勝手で残虐。人間の醜さを感じて少し嫌な気分になりました。

    ストーリーはちょっとさっぱりしすぎているかなという印象はあったものの、シリーズ一巻目という事で人物紹介も兼ねているのならこんなものかも。本格的にストーリーが動き出すのは次巻以降っぽいです。
    またそのうち続きも読もうかな。

  • 内藤了『スマイル・ハンター 憑依作家 雨宮縁』祥伝社文庫。

    新シリーズ。覆面推理作家の雨宮縁が自作の主人公になりきり、狂気に満ちた事件を解決する。作品の評価は並程度かな。

    狂気に満ちた異常な犯人の殺人動機は恐ろしく、海外のサイコミステリーっぽいが、雨宮縁が次々と自作の主人公を演じる意味が理解出来なかった。

    本体価格670円
    ★★★

  •  やはり内藤さんの小説は面白い。

     自分の書いている作品の主人公に憑依して生活。変人? とも思ったりもしたけど、フロイトとかも変人だった(;^_^A

     自殺ではないかとおもわれた事件が他殺だったらというところが面白かった。
     続きを一気に読んでしまいそうで怖い……。

  • 新シリーズ!
    「憑依作家 雨宮縁」が主人公なのだけど第三章まででてこない
    話は装丁家の蒲田目線で進んでいくのだけど、事件につながるまでが長く内藤先生じゃなければギブアップだった やっと雨宮縁が登場した!となっても主人公目線じゃなく かといって犯人目線でもない珍しい進み方
    スマイルハンターは想像どおりで残念だったけど 新シリーズ1冊目は雨宮縁に興味をもたせるエピソード0的な位置づけなのかなと思った
    次回から雨宮縁が楽しませてくれるならばそれでいい 妹は?

    • akkosuさん
      最後まで読んで、
      「やっぱり to be continue なのね!内藤了!」ってなりました。妹…w
      最後まで読んで、
      「やっぱり to be continue なのね!内藤了!」ってなりました。妹…w
      2022/01/30
  • 憑依作家雨宮縁シリーズ。秘書の庵堂さんと共に謎多き主人公(どちらかというと蒲田の方が主人公か…)で、正体が気になるところ。
    ネットにあげられた幸福な笑顔の家族写真を撮られた人たちに不幸をもたらすスマイルハンターを暴く5人。どんな結末か気になってあっという間に読めるところは毎度すごい!
    ただ蒲田の性格にイライラ感を感じてしまって、比奈子ちゃんや恵平ちゃんシリーズに比べて、心穏やかに読めなかったかも…。雨宮さんは結構一筋縄ではいかないキャラで逆に好き。

  • 初めて読んだのですが、推しが出来ました。
    庵堂です。
    雨宮縁さんのシリーズものということで、次はハニー・ハンター?を読もうと思います。

  • 人畜無害な元出版社勤務の青年のお仕事話から始まり、2章まではこの話はどこに向かうんだろうという感じですが、3章以降がぜん面白くなります。
    状況から犯罪を抽出し犯人を追い込んでいくので、クリミナルマインドっぽい感じ。したがって、描かれる犯罪はかなり胸糞悪いです。

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著者プロフィール

2月20日生まれ。長野市出身、在住。長野県立長野西高等学校卒。デザイン事務所経営。2014年、日本ホラー小説大賞読者賞受賞作『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』でデビュー。ほかの著書に『ON』につづくシリーズの『CUT』『AID』『LEAK』『ZERO』『ONE』『BACK』『MIX』『COPY』『BURN上・下』、スピンオフ『パンドラ』『サークル』『OFF』、「東京駅おもてうら交番・堀北恵平」シリーズ『MASK』『COVER』『PUZZLE』『TURN』など著作多数。

「2023年 『LIVE 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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