- Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396615147
感想・レビュー・書評
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自分自身も心配性で、他人からも何につけても心配しすぎと言われるくらいの性格です。
小山進氏のことは存じてましたが、本書のタイトルを見て、自分の心配性の性格をネガティブなものとしてあきらめるのではなく、何か活かすことできる糸口が見つかればと思い、手にしました。
小山氏が独立される以前から、毎日欠かさず作成していた日報の話に感嘆しました。
日報というと、自分にとっては「書かされるもの」という程度のものでしたが、それを翌日の課題を明確にするためのもの、改善を行うためのものとして、積極的に活用されてきた小山氏の話を読むと、
どの分野にしても結果を残すためには、些細なことを、先を見据えて毎日積み重ねることが大切なのだと気付かされます。
心配性という性格も、単に心配だと気を揉むばかりでなく、心配だからこそ心配を克服できるまで準備をする、というところまで昇華させることができれば、より自分にとって有効な性格とできるのだと、気持ちを新たにしました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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誰よりも、ドボドボになってお皿洗いをする世界一のシェフ。
スープカレー「らっきょ」の井手さん(ハウス食品”スープカリーの匠”のCMでおなじみの)も、店舗にいらした時に、洗い物が溜まってたら、ピーク時はガシガシやってくださってたな。あれには驚いた。
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洗い物をドボドボと、本気でやる男の人にはめっぽう弱く、このエピソードがきっかけで読みたくなった本。
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数年前、ルネッサンスホテル(当時)でデモンストレーションがあり、お店をお休みしてまで拝見しに行った。
気合いを入れたくて、握手もしてもらった。
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あれから数年、わたし、停滞してるんじゃなかろうか。
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氏の仕事哲学に憧れてるだけで、止まってる。
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“準備9割”がいかに大切か、店舗運営の実例を出して、説いてくれてます。
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「美容院で髪を洗ってもらってる時に聞かれる、洗い残しはありませんか“という質問に違和感がある」こと、思わず同意しちゃいました。そんな視点が、好きです。
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ガラスデザイナー、土田康彦さんの解説も秀逸でした。
ちょっと読んだことがない構成の文章。
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何かで成果を出したいのなら、徹底的に準備をすることだ。
小山進の仕事術。
心配性だから、徹底的に準備する。
どの仕事でも応用できることがぎっしりと詰まった内容でした。
やはり小山シェフはすごい人。 -
<閲覧スタッフより>
小山ロールで有名なエスコヤマの小山進氏の仕事術。「心配症」だからこそできると著者は述べているが、あらゆるリスクに対する入念な準備やお客様や部下に対する気配りはまさにプロフェッショナル。著者のお菓子づくりにかける情熱や経営者としての姿勢から学ぶことの多い1冊。
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所在記号:588.35||コヤ
資料番号:20103179
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タイトルに惹かれた。
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エスコヤマの中身がちらっと見られる本。仕事術にも言及していて、直接参考になりそうな部分もちらほら。
また、教育が専門分野でなくても、関わり方を考えれば寄与できるのもいい発見。
C.C.C.で最優秀賞息子へ送ったラインを読むと、悔しさが伝わるし、そこに小山さんのすごさが凝縮されているよう。
油性と水溶性を重ねると口どけに時間差/売れないから商品数を絞ると、ますます売れなくなる悪循環/味を増やしたり、急拡大すると飽きられる/仕事などを早い段階で見せて、方向性を確認する/100点かどうかを決めるのは自分以外の人/尋ねることは恥ではない/基本は「守破離」/人に頼むときは着地点まで説明する/挨拶も自分のブランディングの一部/部下にがっかりされないよう、歩き方まで気を配る/人前にいるときは「自分商店」を開けて、気を抜かない/相談する先輩の選び方もセンス/時、自然、人の3つを大切にしていれば、創造性の高い、豊かな人になれる/誰かを特別扱いしないすごさ/クレームがきっかけで、自分を支えてくれるほどの人間関係になれることも/新しい、未来への自慢話は好まれる -
【2015年交換会】
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小山進氏の仕事哲学が潔く気持ちいい。パティシェとして世界一の技術を持っているだけでなく、経営者としても優れており、だからこそ小山ブランドは支持されるのだろう。