- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396617066
作品紹介・あらすじ
デザイン思考では足りない!
ビジネス全体をデザインするんだ!!
センスがなくてもひるまなくていい!
「デザイン」を理解すれば、ビジネスの課題は解決できる!!
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フェラーリ、マセラティ、秋田・北陸新幹線から、
大阪メトロ、ヤンマー、セイコー、伝統工芸品まで――。
最先端ビジネスのトータルデザイナーが明かす
「ビジネス」に「デザイン」を活かす極意!
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ただ良いものをつくるだけ、ただ良いスタイリングを施すだけでよかった時代は
とうに過ぎ去った。モノも情報も溢れすぎていて、確固たる戦略のないデザインは
埋没するか、人を通過してしまっているのだ。
こうした現実を前に、私はこの本の最初でこう断言しておきたい。
本当の意味で「デザイン」を理解できなければ、これからの「ビジネス」はできない――と。
(Prologueより)
どうすれば「デザイン」をビジネスに活かせるのか――。
「スタイリングとしての表面的なデザイン」だけでなく、
「言葉のデザイン」、「ニーズではなく、ウォンツを刺激するデザイン」
「ブランドデザイン」、「ストーリーデザイン」、「社会問題の解決デザイン」etc. について
著者が携わるプロジェクトを例に、自身の手法と「デザインの今」を解き明かす!
感想・レビュー・書評
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ビジネスデザイン
言葉のデザイン詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
借りたもの。
今、日本で話題になっている「デザイン思考」の本質が理解されていない事に警鐘を鳴らし、丁寧に解説。
日本社会、日本人に伝わりやすい「デザイン思考」の本。
デザイン思考に関する本はたくさんあるが、翻訳だとどうしても日本の社会の空気感に合わない。
それをこの本は日本の社会や企業風土に合わせた言葉、実際の日本製品も紹介して、解説している。
“デザイン”の定義から見直す。
「図案・意匠」という意味からクリエイティブに携わる人間の専売特許というイメージの“デザイン”を、「設計」という意味がある点からも、ビジネスマンにも必要なツールとして理解してもらう、今後より重要度が増すことを説いている。
特に日本人のクリエイター、ビジネスマンはその“デザイン”の言語化を不得手としているため、組織内で共通認識を構築しづらい、できていない事を指摘。
言語化することでコンセプトができ、話し、聞いて、ディベート(議論)し、結論を出す。それが「設計」。それから、手を動かす。
日本のブランディングの問題点も指摘している。
日本がラグジュアリーブランドが作りにくいことを生産構造から指摘しているのは、目から鱗だった。
その理由が、ブランディング力不足であるという事も。
ブランド製品に「ウォンツ(期待)」を持たせ、それを満足させるという「約束」――顧客が求めるものに応える――ということは、顧客の求めるものを何でも与えるという意味ではない。それはブレてはいけない。
こうした過程、手順…もっと言ってしまえば教育の観点からも、日本の社会風潮そのものに問題があることに苦言を呈している。同感。 -
【XD推薦図書】
単にモノをデザインするのではない、ユーザだけを見てデザインするのではない、「ビジネス成果につながるようにデザインする」のだという視座から「(UX)デザインとして何をすべきか」語られている良書で、ビービットの考えにも近い。
この本の中のバランス感や力点を感じてから業務に臨んでいただきたい。 -
仕事をするうえで忘れてはいけない本質が詰まったような本。マーケティングやデザインシンキングに力を入れたくて読んだけど、どんなビジネスパーソンにも刺さりそう。商品や企業の例が織り交ぜられてるのも分かりやすかった。ただ、ここが痺れた!何度も読み直したい!とまではならなかった。
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面白い本というのは、引っ掛かりがなく、サクサク読み進められるので
あっという間に読み終わってしまう。
本書もその様な本で、「デザイン」を思考ベースの主軸に置いている自分にとって
(職業としているということではない)こんなに面白い話はない。
著者は、もともとフェラーリの車体デザインをした人で
プロダクト系の人だが、ブランディング、マーケティング
はては収益が見通せるようなビジネスデザインなど一通りをひっくるめた
「問題・課題解決が出来る」「その道具としてデザインを使う」方なんですね。
グラフィック系で言ったら、佐藤可士和氏とか水野学氏とかが
近いんじゃないかと思う。
もともと、ブランディングや、マーケティングの事を知りたくて
書店のビジネス書の棚で見つけたのだが、
そういった内容の基本的な事も出てくるし、またその話も面白くとても参考になった。
デザインに関わる人間は必読書。
著者の他の本も手に取りたいし、
本書も近いうちにもう一度読み返したい。 -
東2法経図・6F開架:KW/2019//K
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Chapter 5:実際に「ビジネス」を「デザイン」するプロセス
Chapter 6:未来の社会をいかにデザインするか
プロダクトデザイン勉強中の学生さん読んだ方がいい。特にchapter5に日本のデザイン教育ではほとんど教えて来なかった「ビジネスデザイン」のことが書いてある。