公園で逢いましょう。

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 156
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396633059

感想・レビュー・書評

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  • ひょうたん型の公園に集うママ友達の連作短編集。

    たまたまその周辺に住み、同じ年頃の子供を持ったがために集まることになったママ友だからこそ、それぞれの育った環境が違うのは当たり前で、みんな、いろいろでした。
    学生時代は、現在の様子とまるで違っていたママがいたり、幼少期の経験で今があるのだろうなと思わされるママがいたり、現実にもありそうと思わされながら読みました。

    中でも、ララママには、頑張ってほしいなと思いました。

    初めましての作家さん。名前も知らなかったのですが、読みやすく、好きな文体でした。
    他の作品も読んでみようと思います。

  • 良すぎたー。
    友人に勧められた本でしたが、期待以上!!
    ありがとう!!

    けして幸せとはいえないけど、前向きに生きていく様は、元気をくれる。

  • 公園で会う、いろんなママ。「〇〇ちゃんのママ」でしかない彼女たちには、それぞれに過去があった。その人の生き方を大きく左右してしまう出来事。過去が人を作る。名前で呼ばれることのないママ達にも、それはあてはまる。私にも、きっとそれはあてはまる。
    当たり前のことなのに、急に普段何気なく付き合っている狭い世界が、輝いて見え出す。そのことを教えてくれた1冊。
    さあ、娘を連れて今日も公園へ行こう。

  • 設定が面白く、登場人物に対して想像を駆り立てられました。人が見ているところと実際って本当にギャップがあっておもしろいなぁと・・・。

著者プロフィール

1968年岡山県生まれ。2002年、第8回小説新潮長篇新人賞を受賞した『太陽がイッパイいっぱい』でデビュー。06年『厭世フレーバー』で第27回吉川英治文学新人賞候補、09年『太陽がイッパイいっぱい』で第5回酒飲み書店員大賞受賞。12年『Junk 毒にもなれない裏通りの小悪党』で第33回吉川英治文学新人賞候補。『ニート・ニート・ニート』は18年に映画化された。他の著書に『イレギュラー』『タチコギ』『Y.M.G.A 暴動有資格者』『路地裏ビルヂング』『ヘダップ』『俺達の日常にはバッセンが足りない』などがある。

「2021年 『共犯者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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