作品紹介・あらすじ
「世界が終わるまで、あと10日ーー。」
稀代のストーリーテラー・丸木戸マキが紡ぐ、
異色の終末 ? 恋愛ヒューマンドラマ!
奇跡的に生き返った(?)高校生・遊馬を
浜松に送り届けるため、東京を発った一行。
道中、人生勝ち組に見えていた律が
自殺を考えていたと知った真澄は、
しだいに律を放っておけなくなってゆく。
そしてある夜、真澄が大怪我を負って死にかけると
律は激しく取り乱し、らしくない言葉を告げた。
「…ずっとお前に会いたかった…
謝りたかった。もしやり直せたら 次はーー」
明日がないから伝えられる、
律の臆病な本心を聞いた真澄は…
はたして、世界は本当に終わってしまうのか?
もどかしくも愛おしい、
不器用たちの終末ラブストーリー、完結。
感想・レビュー・書評
絞り込み
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えー!面白かった!
BL作品かと思いきや、BL作品でありながらも終末世界のシミュレーション(日常SF?)としてもよくできていて、妙なリアルさもある。
かと思えばラノベちっくな要素もあるけど、作中でメタ目線も働いているので、バランスが絶妙。
真澄と律の2人の過去と現在が行き来して、想いが通じ合うラストも良い。
セックスのシーンもあってカテゴライズ的にはBLになるんだろうけど新感覚だったなー。
(ちなみに絵のタッチが進撃の巨人の諫山先生みを感じて、登場人物が驚くときの顔などちょっとシュールで面白かった…)
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あー!めっちゃよかった‼︎泣きはしなかったし、
SF?とか苦手だけど4人いたからガヤガヤとしてて暗くないし難しくもないからドキドキしながら楽しく読めた
丸木戸先生って陰湿なねっとりした雰囲気のものが多いイメージだったけど少年漫画みたいのも描かれるのですね
きっとBL以外も描き出すんだろうなぁ。
すでに描いているのか?と検索してみたらドラマ化だって!
確かにドラマに向いてそうだよ!
結局隕石はぶつからなかったってこと?
でもこんだけ世界が機能してないと食べ物がないかぎり餓死とか暴動で近いうちに死んじゃいそうだね
田舎の老人とかは慌てずいつも通りの生活をしてそうだから自給自足で生き延びそう。
どうなるんだろうねぇ。
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ストーリーのほとんどを上巻で書いたので割愛www
やはり世紀末の10日間、世の中はかなり荒廃しています。
ただの移動だけでも大変。
終末を信じず、お金を稼ぐ事を考えている人もいたり、逆にお金じゃなくて物々交換で‥って人もいたり。
それにしても、苦難はあるけど4人の旅に都合のいい事が多々おこるのは、漫画だから?っておもっていたらそうでもないらしい。
(漫画だからなのは、髭がは言えない事ww作者の好みを優先したらしい。)
その「漫画だからと持っていたらそうでもないらしい」ことによって話は「おおうっ」って方向にも進んだりするのがなんかよかったな。
そういうアレか・・!!
ってことは全部伏線か?!
10日間の初日、真澄は独りぼっちで10日をすごして最期も一人で迎えようとしていたけど、
なんだかんだで4人ですごし、それぞれを実家に送り届けたとしても、律はいるし、
なによりも10日間寂しくなかったことがなんかねぇ・・いいなぁって思う。
あと、一番いいのは、図書館で二人が再会した理由。
これドラマ化するんですよね?
予告をちらっとみたけど、なかなかいい感じになりそうなので、ドラマも楽しみにしています
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上下巻できれいにまとまってて面白かった。まさかSFだったとは。
死にたいとか、割とネガティブな感情を持った人達が集まってたけど、雰囲気は明るかったな。気持ちに共感できてよかった。
めぐるの下着姿でばれないのはおかしい気がする。真澄と律は、終末回避後うまくやれるんだろうか…律がやっぱり間違えまくりそう。真澄は強くなってそうだけど。
上下巻ともに濡れ場あるけど、真澄が意外と積極的なのに驚く。
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ひさびさ泣いた…漫画がうますぎる(?)
まだまだ攻めのざまぁ展開や愛情表現?が見たかったけど、この余白の余韻というのも丸木戸作品らしさ。
終末世界の魅力と荒唐無稽な濃いキャラたちにぐいぐい引っ張られて!最高オブ最高でしたー!
丸木戸マキの作品
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