カラスのいとし京都めし 2 (フィールコミックス)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 86
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396791186

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらず美味しそうでほのぼの…と思っていたら案外シリアス。
    弟君も混じって今まで通りにほのぼのできへんものか。
    あと、鳩くんの扱いがイケメン俳優というより宝塚トップスタアに見えた。

    稲荷ーず、はちゃめちゃ可愛いけどお供えものの話はしゅんとしてしまった。
    神様に願うことができないくらい、世の中は窮屈で悲しくなってしまったかもしれない

  • 待ってました!!
    出てくるのでお店はどれも美味しそうで、早く京都に行きたくなる。
    衣笠丼を楽しむ狐様が可愛い。
    カラスの弟が不穏でこれまた楽しみ!!

  • 魚田先生のメンタルを破壊したい訳じゃないが、ほんと、(2)が紙の本で出てくれて良かった
    ごく稀にだけど、紙の本で出すには、話数と言うか、ページ数が足りなかったのか、もしくは、大人の事情なのか、それは定かじゃなりですけど、電子書籍限定で出る漫画もあるからなぁ、ここ最近は
    電子書籍をディスる訳じゃないけど、やっぱり、読んで、感想を書きたくなる本は紙の方が良い
    なので、(3)も楽しみにしている、紙の本で出るのを
    (1)と同じく、引っ張り方がこれまた上手いなぁ、魚田先生。良い漫画に必要な要素の一つには、続きを気にならせる終わり方ってのもあるのではないか
    当然と言えば当然だが、テーマがブレてないってのも、必要だ
    この『カラスのいとし京都めし』って食漫画のテーマは、京都にある、魚田先生お勧めの名店を紹介するってこと
    実際にある飲食店の名物料理に、鴉と鳩が化けた青年が舌鼓を打ち、幸せになるって流れは和む
    そこに魚田先生は、鴉ら登場人物(?)が抱える悩みや、直面する問題を絡めてくるから、実力があるな、と感じる
    あと、着眼点がズレてない、と呆れられそうだけど、キャラたちの会話にも、なんか和む。恐らく、普段、京都の言葉に触れないからで、妙な珍しさを感じてしまうのかもしれないなァ
    京都の食事の特色、そこにもピンと来ないからこそ、余計に気になって、じっくりと読みたくなる
    また、線の引き方も独特だな、と感じている。みなぎ得一先生や平野耕太先生の線とも違うけど、やけに印象に残る線。それが絵柄だけでなく、ストーリーの安定感も形作っている
    かすみに正体が鴉である事がバレるも、日頃の行いの良さ(?)のおかげで、他の家族には秘密にして貰えることになったカラスだけど、一難去ってまた一難、今度は因縁のある弟が絡んで来た?
    あくまで、この弟、単なるブラコンなだけなのではないだろうか。ただ、なまじ妖力が強いのが厄介。果たして、鳩はかすみを守りきれるのか。そして、鴉は弟と仲直りが出来るのか、実に気になる
    どの回に登場する、京都めしも美味しそうだ、と感じるものばかり
    その中で、私的に機会があったら、足を運んでみたいな、そう、特に強く思ったのは、26話「餃子見て、思い出して」のミスター・ギョーザとぎょうざ歩兵、だ
    鳩の食べ方やリアクション、味に対する感想が、実に「餃子を食べたい」欲を過激にしてくれる。ちなみに、オレンジジュースはともかく、私、餃子にはご飯が欲しい人である
    また、鳩が自分から、鴉との距離感を詰めてみよう、関係を変えてみよう、と思惑からか、彼を飯に誘っている点もグッと来る
    この台詞を引用に選んだのは、分かっちゃうなぁ、と思ったので。自分の財布が素寒貧になる寸前なのは、誰でもない、てめぇが一番に把握できてる
    けれど、頑張りすぎてギリギリの時ほど、自分にご褒美を与える事は躊躇しちゃいけない
    確かに、自分へご褒美をやったら、いよいよ、財布は空になる。それでも、心が空になったら、それこそおしまいだ
    欲に屈してしまった事、それ自体は反省しつつも、後悔はない、と言い切れる鴉、カッコ悪くはない

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