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- Amazon.co.jp ・本 (470ページ)
- / ISBN・EAN: 9784400221104
作品紹介・あらすじ
「ゴンサレスのキリスト教史」は、2002年・03年に邦訳上下巻が刊行されて以来、わが国で最も信頼できる通史として多くの読者を獲得してきた。キリスト教史上の重要人物の生涯や思想、教会の歩みを、社会全体との関わりの中でエピソードを追って物語のように読み進めることができる。
2010年に刊行された原書下巻の増補新版は、宗教改革に1章、現代史に2つの章が増補されたのみならず、随所に修正と改訂が施された。
本書は、その増補新版に基づく待望の邦訳であり、その結果旧版より80頁以上も増えた。
キリスト教が近代世界の形成の中でたどった激動の歴史を詳述し、変化する社会的文脈況の中で信仰のかたちが多元化・多様化する状況を活写する。
キリスト教の未来のアイデンティティを考えるために必読の歴史書である。
感想・レビュー・書評
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上巻に引き続きわかりやすくてとても良い。植民地時代から戦争を経て、地理的にも教派の増え方にしてもどんどんとキリスト教世界が広がっていくのがよくわかる。読んでいて衝撃を受けたのがルターの話。そんな人だったのか!罪の意識にがんじがらめになった絶望から逆説的に神の恵みを確信するという反転、まるでアウグスティヌスのような…。とても惹かれるのでもっと詳しく知りたいと思った。
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