恋の花ひらくとき (ディアプラス文庫)

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  • 新書館
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403523007

感想・レビュー・書評

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  • 今回の攻め様はオヤジと呼ぶには34歳と若すぎるけど、紛れも無い「エロオヤジ」でした(笑)
    序盤は、ツンツン過ぎるくらいの美人受けと、兄貴肌というか一本気で男前な攻め様という構図。
    しかし後半になって加速度的に変態度が増してきて歓喜した!
    流石の安定感です♪

    BLはカップルになるまでの葛藤とか過程はもちろん大事で、私も基本的にはそこを重視してるけど、鳥谷さん作品の場合は、恋人同士になった後の変態全開の攻め様が超ツボ(笑)

    既刊2冊も本当にオススメ!!!
    フェチものとか変態攻め好きな方には是非読んで欲しい。
    もっともっと書いて欲しい作家さんの筆頭です☆

  • 泣いたよ。うるうるだよ。これから先薔薇色の人生を2人で歩んでほしいよ。砂原先生の帯も香坂先生の絵も素敵。

  • 攻めが爽やかなふりしてかなりの変態だったー!だが、そこがイイ!

  • タイトルはディアプラスなかんじで、イラストも華やかで、ストーリーも途中まではイケメン花屋×ツンツン司法書士のラブストーリーでしたが、読み終わったらやっぱりいつものマニアックな変態攻がハンパないお話でした。
    攻の職業が下町のお洒落な花屋なので一見ロマンチックですが、冷静に見ればかなりの変態クオリティ。でも、愛がしっかりあるから大丈夫。

    設定がとてもいいのです。心に傷を負って大阪から逃げるように上京してきた司法書士の恵。外見や性癖や職業やら、いろいろとコンプレックスを抱えていることで、事務所周囲の商店の人々とも打ち解けることができず、感じの悪い男に成り果てています。
    何故そこまでネガティブなのかという原因が、今まで恵に起こった出来事が明らかになるごとにわかってきて、傷ついてきた恵のことを思うと胸がチクチクさせられます…
    そんな彼に変化を起こさせるのが、隣の花屋の海棠です。カッコいいだけじゃなく、商店街の相談役としても活躍する彼は、面倒見が良くて頼れる男なのですが、恵はなかなか素直に心を開くことができません。かなり冷たく手厳しい対応ぶりです。
    しかし、海棠はそこで挫けることなく惜しまない甘い言葉と綺麗なお花攻撃で愛情表現し続けるのです。

    なんていい男なんだろう、砂吐きそうにデロ甘なセリフ攻めだけどロマンチストだし…と思ってたら、下半身は別人格でした。
    ロマンチストで変態というギャップ萌え。変態でも、そこは互いにラブラブになれば何の問題も無いみたいですね。
    大阪の男の絡み具合も絶妙。今瀬相手にしか使わない恵の関西弁に激萌え。今瀬みたいな関西弁の真性ドSキャラの描写がものすごく上手い作家さんです。
    この男の登場で、海棠と恵の関係が展開していくのも自然でよかったけど、あの時から海棠ってさりげなく片付けたふりでブツを隠し持っているところなんて、ものすごく変態さんだったのですね…気付きませんでした。しかも、どんどんエロオヤジ風に。絶倫っぷりがすごい。匂いをくんかくんかしてるのも変態。そして、甘いセリフの間にシモネタが挟み込まれているのも、大変残念なかんじです。でも、イヤじゃない。
    エロはそんなわけで、非常においしくいただきました。

    変態ですが、誠意もあるし、商店街の人々からも頼りにされている魅力的な攻です。恵も始めのうちは周囲に対して横柄で冷たかったのが、海棠の力でどんどん変わっていき、最後はとても可愛げのある美人になっていったのが安堵させられるところ。
    エロだけじゃなく、商店街の人たちとのやりとりも、どのエピソードを取っても生き生きしていて面白くて注目。皆が自分の悪口を言ってると被害妄想だった恵が劇的変化していくのが、彼らの態度を通してからもわかるところがよかったのでした。
    そして、超絶倫変態攻にツボりました。
    作家買い確定かも。

著者プロフィール

とりたにしず・作家・新書館「スリーピング・クール・ビューティ 」にてデビュー。

「2017年 『淫竜婚姻譚 ~蜜蘭は乱れ咲く~ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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