不器用なテレパシー (ディアプラス文庫)

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  • 新書館
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感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403523021

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりにこの人読んだけど、切なさ加減が良い感じ。
    心理描写も共感しやすい。
    文章のテンポも合うかな。

  • 泣いちゃいました。寡黙な颯、健気な諒矢、いじらしいです。もうどちらも愛おしいキャラでした。表面的に傷ついたのは諒矢なんだろうけれど、温かい人達に囲まれて元気を取り戻すことが出来た諒矢より、意図的に傷つけたんだけれど、その奥深くの思いや離れていた2年の間の事を考えると颯の方が可哀相というか愛おしく思えました。すごく切なくて素敵な恋愛のお話でした。月村さん久しぶりのしっとりとしたお話でしたよね。颯が芸能界にいながらも誰にもなびかず諒矢一筋だったていうのがすごく素敵なエピソードでしたね。

  • 想いあってるのに、お互いの言葉足らずからすれ違って離れ離れ・・・(泣)誤解が解けて想いが通じるまで、せつなくてせつなくて・・・!泣けた〜〜;;諒也のいじらしさがもうたまらなかった><やっぱ月村さんの本読むとゾクゾクするっ。すっごく良かったです。大森さん一家や周りの人たちみんな素敵な方だった〜^^

  • これまた盛大にすれ違ってしまったな~~~!!っていうパターン。テレパシーという言葉が必要だったかどうかがいまいち…。(なんか古い言葉になっちゃったから)幼馴染で、確かに通じ合っていたはずなのに(告白なし)、一緒に東京に出てきたのに、すれ違って、別れてしまう。そして、そのささいな誤解が解けて…という、よくあるパターンなのだけど、結構楽しく読みました。

  • 受の諒矢は明るいけどちょっと重い系のつくすタイプです。そして、攻の颯は諒矢が好きで好きたまらず、そのため恨まれるのを覚悟で重い選択をします。
    ことばを介さなくても心と心で伝わることも多いですが、やっぱりことばを惜しんじゃいけませんね。

  • からまわりすれちがいのふたりでした。

  • 幼馴染芸能人もの。
    作家買いしても、ほぼ外れなしの大好きな作家さんです。
    色々読みまくってるせいで、展開がわかるのに切なくなった。
    (この本とは関係ない話)
    無粋な推測ばっかりしちゃうんで一度読んだ本の記憶を消して新鮮な気持ちで読んでみたいものですw

  • 幼なじみもの。人気俳優攻め一般人受け。若さのあまり傷つけあって失敗して、すれ違って、再会してまた恋に落ちる。斬新さはないけれど、切なくてきゅんときて萌える。スタンダードに良質なBL。

  • 月村奎先生の作品は、一生かけて集める!と決めている。(笑)

    今回のは、ばっちり私の好きなタイプ。まさにタイトル通り、不器用だな~。
    社会人モノで、幼なじみモノで、主人公ベタぼれモノ。イラストもキレイだしキャーって気分だけど、やっぱり主人公の辛い2年間は...私的に許せないので(何者だ)☆4つ。

  • 月村センセのストーリーに高星センセのイラストというだけで、ある程度のレベルはクリアしてるはず。購入の決め手になっちゃいました。もちろん、相乗効果抜群!

    幼なじみものです。小さい頃から隣同士に住んでいて親密な間柄だった颯と諒矢。俳優になるため上京することになった颯とともに諒矢も故郷を離れ、日々売れない彼の分までバイトをして稼いで尽くします。
    ところが、ある日突然颯から手酷く別れを告げられてしまい、失意の諒矢は自暴自棄に。
    そして、2年の月日が経って、諒矢は救ってくれた大森の元で働き、人気俳優となった颯と自分の中で訣別できたと思っていた矢先、突然目の前に当の颯が現れ「借りを返しにきた」と言われて、心が激しく揺れ動くのです。

    好きな男が大人気俳優に。そして、自分は一方的な別れに死ぬほど傷つき、やっとその傷が癒えてきたところで、また心乱されて、というのはありがちでベタな設定で、残念ながら伏線などいろいろ見え透いた感じは少々ありました。いきなり颯がスゲない態度をとる理由は、読めてしまったんですが、そうせざるを得なかった颯の心情や信じていた相手に突き放されたときの諒矢の気持ちをたどると、それでもやはり胸が痛くて切なくさせられました。
    2年経った後の颯からのアプローチにも、真摯な思いがひしひし伝わってきました。アイドルになっても浮かれていない、らしからぬ態度に非現実性をちょっと感じたりもしたけど。

    恋人気分だった自分を戒め、あくまでも幼なじみの立ち位置で接しようとして、辛くなったり臆病になったりしている諒矢の気持ちが切なかったですね。どうしても、都合がよすぎるとか、上手すぎるとか思ってしまって颯の気持ちを素直に受け入れることができない。そこのところがほんとによくわかる描き方です。相手が芸能人だというのも、信じ切れない諒矢の気持ちをさらに煽っています。
    口に出して確認していなかった互いの気持ちに後悔する二人が、どう関係を修復してその先へ一歩踏み出していくか、というところが山場でした。

    ありがちな展開ながら、受の心情にとてもしんみり、じんわりくる話。

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