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- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403524196
感想・レビュー・書評
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陣織職人の家で育った未紘と職人の頼人。
未紘は優しくてとても良い子なのに何故これ程までに、と辛かった。
頼人と結ばれた時に色々と明らかになっていく事柄が次々とあり、そこに火事が起きて頼人は消え5年後に再会。
それも体を買われる為にと。
お互いに誤解や思いがあったけど共に過ごしていくうちにようやくそこも乗り越えてやっと心から信頼しこれから一緒に生きていく事を決意できて良かった。
BL要素もだけど西陣織や京都の雅な風景や雰囲気がとても素晴らしく描写されていて読み応えがありました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
不幸続きだった未紘が、憎みながらも忘れられなかった頼人と
誤解が解け、未紘にとって自分の誇りや命よりも
大切にしたいと思っていた西陣織の伝統を一緒に守りながら共に生きていける頼人との絆を取り戻せて本当に良かったです。
複雑な人間関係に未紘も頼人も振り回されているので
重いお話ですが
その分最後に桜の下でこれからもずっと一緒に生きていこうと確かめ合う
ふたりの幸せな気持ちが伝わってきてとてもホッとしました。
読み終わってすぐよりも時間が経つほどにジワーっと
ふたりが幸せになれたことが嬉しくなってくる、そんなストーリーでした。