色悪作家と校正者の純潔 (ディアプラス文庫)

著者 :
  • 新書館
4.06
  • (8)
  • (6)
  • (2)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 80
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403524721

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 文芸というものをほとんど履修せずに生きてきたのでこのシリーズを読むと自分の教養のなさにうちひしがれます。いろんなことをもっと知ってたら楽しいのでしょうね。

  • 内容が特殊とはいえ、大吾とぽんぽんやり取りをしている正祐を見ていたから忘れていたけど、人とちゃんと関わるの初めてだったんだ...。と思い出させてくれる話。褒められて喜んだり、自分の好きなことを話したくて仕方がなかったり、興味のないものは全く目に入ってなかったり。大人もそんなときはあるけど、正祐はそれが極端。でも、自分が好きなもののことを話続けたり、失敗にパニックになったりする正祐は人間っぽくて可愛かった。そんな正祐に振り回される大吾も。

  • 登場人物の心情を慮るのが結構難しい話だった。



    もうずいぶん前に読んだ「屋上の暇人ども」シリーズを思い出した。
    ノウゼンカズラが「凌霄花」と書くことを初めて知ったし、必要なのにあえて遠ざける感(思い遣り)を初めて知ったような気もするし(笑)。

    菅野さんの書くもの、描く世界は、あの頃からずっと私にとって「難解」だ。

    「毎日晴天!」も「おおいぬ荘」も。

    哲学的???

    あまり深く物事を考えないたちの自分では、「理解」はおこがましいと知る、しかない(苦笑)

    それでも。
    続き、読ませて下さい!

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

福島県出身、在住。 2月2日生まれ。小説、漫画原作、エッセイ、戯曲を執筆。『毎日晴天!』シリーズ(徳間書店)、『色悪作家と校正者』シリーズ、エッセイ『海馬が耳から駆けてゆく』シリーズ(ともに新書館)等、『硬い爪、切り裂く指に明日』(河出書房新社)。『シェイクスピア警察 マクベスは世界の王になれるか』(集英社)等、著書多数。

「2021年 『しずく石町の法律家は狼と眠る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

菅野彰の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×