月光界・逢魔が時の聖地 (3) (ウィングス文庫)

著者 : 麻城ゆう

• 新書館 (2005年1月1日発売)

感想・レビュー・書評

[活字中毒者さんの感想 · 2005年1月15日]

ショッキング・ブルーの話とうとう完結！　いやあ、長かった。最初に「月光界異譚　緑星」読んだ時から一体何十年が過ぎたことだろう…(笑)。…さすがにそれは言いすぎか。しかし20年は過ぎているような気はする。<BR />
という昔話はともかく。いやあ、ブルーと緑魔の話、よくまあちゃんと完結したなあ、と。一応色々なものがキレイに片付いてって感じで。なんつーかね、それに一番感動しました。特にブルーの話を始めた最初のきっかけが何だったか、という話を聞いた事があるだけに感慨深いものがあります。うん。でも良かったよ。本当に。リンドー関連に関しては「帝王」の話がイマイチあっさりだっただけに、今回長いなりにもがんばっていたのが非常に良かったです。しかし、だ。ここまで長い期間かかってると、回収し損ねているかも知れない伏線があっても忘れてるもんな。いい手だ。←を。
<BR />[2005/01/14読了]