幽霊狩り~ヘル・オア・ハイウォーター1~ (モノクローム・ロマンス文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403560248

作品紹介・あらすじ

FBI、地元の保安官補を経て民間傭兵派遣会社EE社に入ったトム・ブードロウは一月前にある動画を受け取っていた。その中で尋問を受けていた男こそが、トムの新たなパートナー、プロフェットだった。もと海軍特殊部隊でCIAの工作員をしていたプロフェットは、研ぎすまされた武器のような最強のエージェント。だが性格に難あり。そんな彼らに殺人事件の調査が指示された。被害者はプロフェットの幼なじみの弟。情報を探るため地下ファイトに潜入したトムは自らの闇に引きずり込まれる。そしてプロフェットもまた過去の亡霊に掴まっていく-。注目の新シリーズ開始。

感想・レビュー・書評

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  • 元FBIで保安官補だったトムと
    元海軍特殊部隊でCIAの工作員だったプロフェットは
    民間傭兵派遣会社・EE社の社員で
    バディを組まされ任務に当たる。
    性格に難ありのプロフェットと
    新人で訳ありのトムは
    お互いパートナーに向いてないと思っていて
    案の定最初はギクシャクのいがみ合い…が!!

    ゲイ小説なので
    2人とも致してるんだけど甘さが全然ない(笑)
    それよか今回の事件の真相と
    それに繋がる過去の事件の方が読み応えがあり。

    謎は謎のまま…10年前に何があったのか?
    これからトムとプロフェットはどうなるのか?
    続きが楽しみな作品

  • 民間傭兵MM。視点が場面ごとに変わるため、最初は読みにくく感じたものの気がつけば夢中。雄雄しい2人のリバ最高。互いが背負っているものは違えど、対等の関係にある者同士が密に対峙し、心を通わせていく様を存分に楽しんだ。主役の2人のみならず脇役も魅力的。とくにキリアン!とにかくキリアン!さらなる登場(と活躍とプロフェットとのあれこれ)を期待。

  • まだおはなしの全貌が見えていないと思われるのでこの先がどうなるやらです。

  • 民間傭兵派遣会社に入った元FBI・トムが新たなパートナーとして元海軍でCIA工作員だった・プロフェットと出会う。題名に①って入ってた! 完璧に小山田さんの表紙買いだったので全然気づかなかった… まだ続きます。これはどっちのセリフ?思考?と分からなくなる事があってちょっと読みづらく感じられるけど、トラウマ持ちの2人、ハードで精神的にもギリギリなラインを行きつ戻りつしながら展開していく内容はドキドキさせられた。この2人だったらと期待通りのリバだったのも嬉しい! 続きも買いですかね。

  • 2人とも病みすぎぃぃwww
    心の闇が深すぎる。
    でも次が気になる!

  • ギブアップしそう(笑)。



    登録時より2か月ほど。
    漸く読み終えた・・・。
    時間かかったけど、お話としては嫌いじゃないかも。

    ただ、こんなに分厚い本なのに続きがあるだろうことが残念(笑)。
    四苦八苦しながら続編を読む自分が見える???

  • アドリアン完結巻とあわせ読み応えたっぷり。
    新シリーズは喧嘩っプルの骨太サスペンス。設定とかちょっとした事にまで妄想をかき立てられ引きこまれる至福の読書だった。


    元FBI(36)トム・ブードロウ×元CIA工作員(31)プロフェット・ドリュース


    誰もが認める優秀なエージェントのプロフェットだが、性格に難アリ
    組んだパートナーとは悉く上手くいかず、トラブルメーカーの彼の暴走のストッパー役、新たなバートナーとしてEE社(民間傭兵派遣会社)にトムがやってくるのだが…

    プロフェットは10年前の任務の失敗からPTSDを抱えており
    その時に失った仲間であり幼馴染みのジョンの遺体を誰も見ていないことから
    現在も任務の傍ら彼の手がかりを探り続けている男。
    トムはケイジャン(フランス系移民)で過去に組んだパートナーが
    すべて死んでいることから自分の凶運を呪っている男。
    そうゆうことに関係しているか説明は今のとこないけど、悪夢を捕らえる意の
    ドリームキャッチャーはじめお守りのように身体中に入れられた
    トライバル系(部族系)のタトゥやピアスが意味深で特徴的。

    いやもうこの二人のキャラが面白くすごく魅力的です。

    いろんな傷を抱えているから共に尖って他者を寄せ付けまいと見えて
    似たもの同士・一匹狼同士の感というか臭覚で腹の中では探り合い
    興味津々な二人です。口は悪いが本音の部分はとても可愛い
    寂しがりの男たちにも見えました。
    互いの過去の経験から、他者と深く関わる事に
    臆病になっているのだろうと推測できるのですが
    どっかで「コイツとなら解り合えるかも」という甘い葛藤も見え隠れして
    流されてやっちゃう感じもいろんな感情が入り交じってやたら楽しい。
    30越のデカイ男同士の攻防がなんだか滑稽で可愛くてかなり萌萌してしまった。
    私は元々抵抗ありませんが、BLというよりMLでリバなカップルです。
    どちらも等身大の大人の男としての魅力満載で書かれているのでむしろ色っぽく感じました。

    二人の初任務となる事件の被害者は所在不明のジョンの弟。
    情報共有のためジョンやその家族の話をトムに聞かせるプロフ。
    幼馴染みにして元カレ的関係を吐露され嫉妬しちゃうトムにニヤリする一方
    プロフが語るジョンの過去もまた傷だらけで切なく、こうした彼の生い立ちも10年前の出来事やなんらかに関係してたりするのか?などいろいろ推測出来るのが面白いです。

    帯にもあるように「譲れない一匹狼」たちが出会い惹かれ合うことで
    干渉しぶつかりながら、それぞれの問題、過去と向き合い
    ケリをつけていくお話なのかな。
    一冊目では明らかになっていない事がまだ多いですが。
    10年前、任務に失敗し捕らえられ尋問されるプロフェットの映像が
    何故トムに送られてきたのか。誰が送ってきたのか。テロリストとの決着、
    ジョンの弟の死の謎、ジョンは本当に死んでいるのかそれとも生きているのか。
    プロフェットの目の病やトムの凶運と言わしめる過去、それぞれの家族の事など
    今後、一匹狼たる彼らを形成してきたであろう過去が暴かれていくのだと思うと
    いろいろ妄想が止まらない。早く知りたいと胸が逸ります。
    束の間の接触で惹かれ合ってしまったふたりですが、任務で様々危険な目に遭い相手を思い遣るがゆえパートナーを解消するところで終わってます。
    次巻でどう再会し今後どう関わっていくのか次回予告に煽られまくり。
    楽しみすぎる二人です。

    あと、小山田先生の描く男の色気もこのお話にピッタリ。
    あの部分のピアスは無理にしても次はタトゥな裸体でふたりの絡みもあるといいな。

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