サンタ・ベイビー―ハード・ラック (3) (ウィングス・ノヴェルス)

著者 : 菅野彰

• 新書館 (1996年7月23日発売)

感想・レビュー・書評

[ヤナギさんの感想 · 2006年5月21日]

何か、不自然にエロだけ省いたBL、みたいな中途半端な違和感を拭えずに居たんですが、挿絵担当松崎氏の｢エロシーン有ったのに抹殺された裏話｣暴露で納得。菅野彰小説はどちらかと云うとCPにならない話のが萌えるんだが、エドとタクヤのこの巻辺りの遣り取りを見ると此処はいっそBLと云ってくれた方が潔いと云うか(笑)。寧ろホモ未満でいい大人二人のこのイチャコラは一寸堪え難い。

著者プロフィール

福島県出身、在住。 2月2日生まれ。小説、漫画原作、エッセイ、戯曲を執筆。『毎日晴天！』シリーズ（徳間書店）、『色悪作家と校正者』シリーズ、エッセイ『海馬が耳から駆けてゆく』シリーズ（ともに新書館）等、『硬い爪、切り裂く指に明日』（河出書房新社）。『シェイクスピア警察　マクベスは世界の王になれるか』（集英社）等、著書多数。

「2021年 『しずく石町の法律家は狼と眠る』 で使われていた紹介文から引用しています。」