危ない食卓: 十九世紀イギリス文学にみる食と毒
- KADOKAWA(新人物往来社) (2008年11月1日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784404035868
作品紹介・あらすじ
食べるのが、怖い!ストリキニーネ入りのビール、緑青入りのお茶、焼き石膏入りの小麦粉…。現代日本もビックリの食品偽装が、すでに19世紀イギリスで問題になっていた。
感想・レビュー・書評
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食品偽装の歴史は古かったんだなぁ、が一番の感想。
ビールにストリキニーネ、パンにチョーク…毒物とか食品では無いものとかが色々と登場しました。昔から人間は変わっていない、と言うことなのか怖さと同時にがっくりとしました。
19世紀ヨーロッパの食事情を語り合う第一部の鼎談は読みやすく面白かったです。第三部の翻訳資料も19世紀に菜食主義や拒食症がどのように考えられていたのかが良く分かり、食品偽装やアルコールの害や毒についての論文も当時の事情を知ることができて良かったです。
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