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- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784404039781
作品紹介・あらすじ
世界史を創った王たちの顔。
感想・レビュー・書評
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後半ネタ切れの気味はあるが、美麗な肖像画や写真を多用し、網羅的で読みやすい一冊。普通なら大きく扱われがちな英国王室への冷遇ぶりからも独自かつ確固たる編集方針が窺われ、この手のヴィジュアル系にありがちな粗製濫造本とは一線を画す。
つまり幾度かの女系相続を経てきた英国の王家「たち」は、正確を期すならば、長きに渡って世界史に影響を与え続けた「家」とは言えないのだ。逆にフランスの王家は、カペー・ヴァロワ・ブルボンと名のりを変えて一見別々の家のようだが、これらはすべて男系の親族であり、一本の糸に連なっている。
日本の万世一系には及ばぬものの、千年近くを同じ「青い血」で繋いできたのだ。しかもキリスト教国家のこととて、一夫一妻制のもとで、である。これはもっと周知されるべき事実であろう。
2011/5/6〜5/9読了詳細をみるコメント0件をすべて表示
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