本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784404039828
感想・レビュー・書評
-
一般的な日本の教育では日本史と世界史は別れており、関連性は殆ど問われない。
本書は結構その点を深く突いている箇所が幾つかあり参考になる。
とはいえ、結局は2ページ構成で同時代の日本史と世界史を併記している所が殆どで、海外の影響が日本に影響し云々はあまりない。対比しているものも100年以上離れるなど強引。
イエズス会による宗教を伴った植民地政策及び硝石と人身売買がキリシタン禁教化に繋がったような世界の流れが無いなど、人物に絞ったが故に団体による影響は書かれていない。
まあ、読み物としては発見も多いので、歴史が好きなら損は無いだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
千利休(1522-1591) x シェークスピア(1564-1616) 同時代に活躍した日本人と外国人 (P164)
千利休の辞世の句『人生七十 力囲希咄 吾這寶剣 祖佛共殺 堤る我得具足の一太刀 今此時ぞ天に抛』
シェークスピア 『全世界は舞台だ。そして、すべての男も女もその役者にすぎない。』
七十年のわが生涯を顧みると、そこには悲喜・苦楽・得失・栄辱、まことにさまざまなことがあった。しかし、その人生ともおさらばじゃ。のうシェークスピア殿。
まことに。Good friend, for jesus' sake, forbeare
To digg the dust enclosed heare.よき友よ ここに葬られし亡骸掘ることイエスのために お控え下され