- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784405092204
感想・レビュー・書評
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大阪樟蔭女子大学図書館OPACへのリンク
https://library.osaka-shoin.ac.jp/opac/volume/583826詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
栄養学は表面的で一面的でおもしろい。
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これは一家に一冊レベルの名著だ。
目的別に合わせた栄養素の摂り方がよく分かる。さすがに体の仕組のところは知りすぎる必要がないところもあるが、大事なのはどの栄養素をどういうシチュエーションでどれだけ摂取すれば体がどうなるのか、またそのタイミングはどうするべきかが理論的に述べられているところ。
また、後で気づいたが炭水化物の摂取を前提にしておらず、糖質制限の考え方も端々に取り入れているところも優れている。
自分なりのやり方でここまで体重を減らしてきたけど、この本を横に置いて食生活をより研ぎ澄まし、理論的に痩せていこうと決意した。あと4kgほど痩せたいし、目標体重に達してもその後健康体を維持するためにこの本をずっとバイブルにしていきたい。 -
栄養学は、進歩が激しい分野なので個人的には出版年が新しいものの方がよいと思った。その点、本書は2012年5月発刊で新しい。また、縦書きレイアウトのために情報量が多いことと、1400円の定価が比較的安いと思った。
類書では物質名を化学式の表記にする本も多いが、本書では物質名などをカタカナ名で出しているだけである。その分、多くの物質名を紹介できている。具体的には、糖質を、1.糖質とは、2.単糖類、3.少糖類、4.多糖類 とそれぞれ見開き2P×4をつかって説明したり、比較的マイナーな多くの化学物質を紹介している。化学変化などよりも、物質名のみを知りたい人には良い本だと思った。
また、ライフステージの観点、病気や疾患の観点の章もあり、別冊の食材事典もついている。栄養学の本を1冊だけ選ぶならば、候補にしてよい1冊だと思う。