図解わかる会社をやめるときの手続きのすべて 2011-201

著者 : 中尾幸村 中尾孝子

• 新星出版社 (2011年6月1日発売)

感想・レビュー・書評

[有坂汀さんの感想 · 2011年12月13日]

会社を辞めるときの手続き。平成23年5月現在の法律に対応した最新版です。損をしないための保険・年金。税金のすべてがわかる。 このご時勢だからこそ読んでおきたい文献のひとつです。

「もっといい社会勉強っていうのはな、会社を首になることだよ。」
かつて、僕にそういった人がいる。初めてこの言葉を聴いたときには
「この人いったい何を言っているんだろうか？」
と若干いぶかしがったものだが、今ではこの言葉の意味が少しだけ理解できるような気がいたします。

この本には会社をやめたときのためにできるだけ損をしないように、やめたときの保険、年金、税金などの手続きや必要書類の作成方法。そして、一方的に解雇されたときや倒産などでのやむをえない退職をせざるを得なかったときや、再就職、または独立、自営をする際にあたっての書類上の手続きや助成金のことまで紹介されてあって、今、このシリーズの最新版を読んでいますが、非常に実務的で、ためになります。しかし、結構書いていることが難しいので、読むのに少し骨が折れますが、これを知っているのと知らないのでは、相当損をすることが考えられますので、多少時間はかかっても、ぜひ読んでいただければと思います。

僕も20代の半ばまではこういうことにまったく関心がない人生を送ってきましたので、その分こうして69デナシの人生から立ち直るためにエライ苦労をしてますけれど、スティーブ・ジョブズに言わせると、
「大変苦い薬でしたが、私には必要だったのでしょうね。」
ということなのでしょう。こういうことをまったく無視して生きている西村賢太サンのような生き方も、ある意味ではすばらしいと思うんですけど。いよいよ年貢の納め時が来たのかなと。そう思っている昨今です。

[Maxyさんの感想 · 2011年10月9日]

今回は参考に一読。
また必要な時に。

[眠れる司書さんの感想 · 2011年8月2日]

わかりやすい！

[taka_booksさんの感想 · 2013年1月29日]

いざというときにあれば心強いです。

著者プロフィール

中尾幸村（なかお・ゆきむら）東京都社会保険労務士会会員（第1311783号） 1951年生まれ。1980年、第12回社会保険労務士試験合格。1984年、東京労務総合事務所設立。現在、東京労務総合事務所所長を務め、社会保険労務士として労働法令・社会保険諸法令の実務的運用を中心に、企業の労務顧問として活躍中。国家試験専門学校・実務講習会の講師を歴任。著書に『図解わかる定年前後の諸手続きのすべて』『今スグわかる「社会保険・労働保険」届出書式と手続き』『図解わかる会社をやめるときの手続きのすべて』（以上、新星出版社）『定年ハンドブック』（PHP研究所）などがある。

「2023年 『2023－2024年版 　図解わかる定年前後の手続きのすべて』 で使われていた紹介文から引用しています。」