- Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784406032445
作品紹介・あらすじ
人間にとりつくされ、一度は絶滅宣言-その海の女王、アホウドリに一目ぼれし、たった50羽から5000羽を臨めるまでに復活させた、30年にわたる保護研究活動。鳥模型「デコイ」を使った新営巣地作りの成功、新しい段階を迎える今後の保護活動を熱く語るノンフィクションです。
感想・レビュー・書評
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絶滅に瀕したアホウドリの保護研究活動を行った、長谷川先生の本。ノンフィクション。
アホウドリ、という鳥の名前は知っていたが、どんな鳥かと聞かれるとスズメやニワトリのようには頭に浮かばない。どうしてアホウドリなんて名前なのかも知らなかった。
長谷川先生の本で知ったアホウドリは、アホというよりキュートで、あいらしく、美しい鳥だった。アホウドリという名前は、過去に人間が乱獲した時に、うまく逃げられない鳥に対してアホだなと言って付けたのではないか、と想像されている。長谷川先生は、本書の最後に新しい名前を提案している。オキノタユウ。いいと思う。
いま、アホウドリが保護されている鳥島は、観光船で近くまで行くことができるらしい。行ってみたい。 -
またぞろ、日本語補習校の処分対象本。アホウドリ研究の日本における第一人者の研究、観察記録です。
小学校高学年生から中学生向きかな。アホウドリに対する熱意が平易な言葉で書かれていて、好感が持てます。ただ、これを読んで「科学の素晴らしさ」に憧れる少年少女がいるかなってのはやや疑問もあります。読書好きの小中学生にはいいかも。 -
タイトルに惹かれて読んでみたが大して情熱は感じられず面白くなかった。
小学校低学年の国語の教科書に載ってそうな内容。