ちいさな島のおおきな祭り

著者 :
  • 新日本出版社
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本棚登録 : 80
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784406063531

作品紹介・あらすじ

竹富島は沖縄県のちいさな島。赤い瓦の家並みをサンゴの白い道がつなぐ美しい島です。この島にはたくさんの祭りが伝承されています。なかでも、多くの神事とともに80以上の演目が奉納される種子取祭は、島人の誇りです。キョンギンとよばれるお芝居にはじめて出演するなつみは、今からどきどきわくわくしています――。

感想・レビュー・書評

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  • 沖縄県竹富島の祭の様子を描いた絵本。小学生以上〜大人向け?(絵がとても素敵なので絵だけ楽しむのも有りかと)
    小学生の女の子を語り手として、種子取祭の準備から当日の様子が描かれる。自分は沖縄県出身ではないが、祭の様子を見てとても懐かしい気分に。準備中にちゃんと掃除をせずに遊んでいる子、それを注意する子…祭の日の夜の独特の空気。色、いつもと違う祭の雰囲気に泣いてしまう小さな子。微笑む大人…懐かしく暖かく、ワクワクするあの風景。地元の人と観光客の違いもよく分かる書き込みがすごい

    「島」という特別な場所の特別な風景、と思いがちだが、全ての場所にこういった祭の空気は共通してあったのではなかろうか

  • 沖縄県八重山諸島竹富島の「タナドゥイ」と呼ばれる豊穣のお祭り。
    国指定の重要無形文化財で、このお祭りの期間中には、島民の数より多い方が祭りを見るためにやって来るのだそうです。(主に民俗学の研究者のようですが)
    正に「ちいさな島のおおきな祭り」。
    そんなお祭りだけあって、youtubeで検索すると、いろんな方がお祭りの様子をアップしていました。

    方言も所々入っています。
    「ミルク」は牛乳ではなく、弥勒さまがなまった呼び方です(笑)
    「ウタキ」は漢字だと御嶽と書くことが多い、祠のような場所です。

    「祭り」というと、最近ではフェスティバルのような?エンターテイメントなイベントを想像するかもしれませんが、元は種取祭は神事と聞いています。なので歌や踊りは、神様への奉納です。島の豊穣、繁栄を神様に祈る儀式です。なので、一般の方が参加できない部分もあるようです。

    知人に、民俗学に詳しく、このお祭りを何度も取材されている方がおり、話を何度か聞いていたので予備知識がありました。それでも、難しいと感じたので、はじめてこのお祭りを知った方には、さらに難しかったのでは…。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/732367

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/732367

  • 竹富島の種子取祭のお話

  • 島人口300人あまりのちいさな島のおまつり「種子取祭」
    準備も大変そうだなぁと思うけど、島民の方々のうれしそうな表情をみると、このまつりの大切さがうかがえる。

  • 竹富島の祭りの話

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著者プロフィール

1947年生まれ。桑沢デザイン研究所。田中一光デザイン室勤務後絵本の仕事を始める。作品に『あやちゃんのうまれたひ』『てとてとてとて』(以上福音館書店)『ぼくがあかちゃんだったとき』『さっちゃんとなっちゃん』(以上教育画劇)『ぼくのかわいくないいもうと』『おやおやじゅくへよこそ』『あげます。』(以上ポプラ社)『まよなかかいぎ』『るすばんかいぎ』『おめでとうかいぎ』(理論社)など多数。 日・中・韓12名の絵本作家と平和絵本シリーズを企画。『へいわってどんなこと?』を3国共同刊行(日本は童心社)。絵本を抱え中国、韓国、北朝鮮、メキシコ、キューバなど訪問。各地の子どもたちと平和を考え、絵を描くワークショップを行っている。童美連理事、日本文藝家協会会員。

「2022年 『どうしよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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