空き家 (ゾッとする怪談えほん)

著者 :
  • 新日本出版社
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本棚登録 : 144
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784406064118

作品紹介・あらすじ

町の外れにある一軒の空き家。生い茂った草木に囲まれていて、まるでおばけ屋敷みたいだ。わたしはずっと、家の中が気になっていた。――あなたの身近に空き家はありますか? でも、中が気になっても決して入ってはいけません。なぜなら……。磨き抜かれた鉛筆画と文章で、見知らぬ土地にひそむ不穏なうごめきを描く。

感想・レビュー・書評

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  • 子どもたちにとっての<空き家>は、お化け屋敷を意味しています。 住む人がなく、草木が茂り、鬱蒼としていて、さながら魔物でも棲んでいそうな気配を漂わせた<空き家>。 怖いもの見たさと、あふれんばかりの想像力から産みだされる魔界への招待状です。

  • 【あらすじ】
    町の外れにある一軒の空き家。生い茂った草木に囲まれていて、まるでおばけ屋敷みたいだ。わたしはずっと、家の中が気になっていた。――あなたの身近に空き家はありますか? でも、中が気になっても決して入ってはいけません。なぜなら……。磨き抜かれた鉛筆画と文章で、見知らぬ土地にひそむ不穏なうごめきを描く。

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    私も子どもの頃、近所の空き家に忍び込んで探検したことがあります。大きなお屋敷で、木が生い茂っていたので、周りの世界と隔絶されているような気持ちになったのを覚えています。ホント、時間が止まっているような錯覚に陥るんですよね…。この絵本を読んで、ふとそのときのことを思い出しました。

  • 森さんの描くお屋敷の空き家は美しい。ただならぬ雰囲気を醸し出していて、入ってはいけないとわかっているのに少しだけ…と足を踏み入れたくなる誘惑に満ちている。鏡の中の異変、ぬいぐるみの視線、謎の黒猫、お庭の異常な光景…気づけばおかしい家のそこかしこ。空き家の遺物たちの不思議な悪戯か。
    決定的な何かがあるわけでもなく最後はホッと息をつけるのだが、『この世には 決して立ち入っては ならない場所がある』の結びには大いに同感。
    5歳9ヶ月の息子は「出れなかったりして~」と言いながら空き家探検のスリルを楽しんでいた。

  • でてこれてよかったね

  • 空き家には入ってはいけない。空き家で不穏な雰囲気を感じる主人公。夜読むと小さな子供はねむれなくなりそう。

  • 読了

  • 装丁・本文デザイン/宮川和夫事務所

  • 挿画:森洋子さん。

    オトナなのでそんなにぞっとはしませんでしたが、一人でも逃げ遅れていたら・・・ぞっとします。

    ほとんど彩色のない絵が素晴らしいです。

  • 大きな空き家に取り残されたおもちゃなどなど……。大鏡の中では様子が違ったり、庭の様子がおかしかったり……。
    怖いというより、ちょっと不思議なお話。絵が綺麗。
    文:有田奈央、絵:森洋子

  • 町の中の空き家を皆で探検することに。
    でもね、なんかおかしいの。
    みんな、気づかないの?

    〇読んでるときはちょっぴり怖いけど、読み終えるとフフッとかわいい。
    〇文章と同じくらい絵で語っている。
    〇鏡の中のクマちゃんが、怖かった。
    〇山家ならぬ町家か。

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著者プロフィール

福岡県に生まれる。『おっぱいちゃん』(ポプラ社)で絵本作家デビュー。同作で第24回けんぶち絵本の里アルパカ賞を受賞。おもな作品に『パンでんしゃ』(喜湯本のづみ絵、交通新聞社)『じごくバス』『じごく小学校』(安楽雅志絵、ポプラ社)などがある。

「2023年 『死神です』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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