- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408008127
感想・レビュー・書評
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日本の鉄道の全線が載っていて、旅の記録をつけることができます。
見てるだけで旅行をした気分になり、超楽しくなる、鉄道旅行の好きな人にはおすすめです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
鉄道の愛好家には、乗り鉄、撮り鉄、押し鉄などいろいろと「宗派」があるようですが、私は乗っているのも好きだし、駅では駅そば食べてスタンプも押したいし、そして素敵な趣きのある駅やホームの風景を背負った電車の写真を撮るのも好きだし・・・という、いろんな「テツ」をつまみぐいしていたい、軟弱鉄です。
昔から、地図を見るのが大好きな子供でしたし、夏休みの自由研究では、小説を読んで感動した「野麦峠」へのバーチャル時刻表旅プランを提出したことも。 (マニアックな小学生だこと~。)
一生のうちに乗る鉄道の路線って、特別なことをしていなくても結構な距離になるものなんですよね。そんな鉄道旅の記録を塗りつぶして行くのが楽しい「鉄道の旅手帖」です。
この連休中、関西1Dayパスを使って、パスの有効範囲の端っこまで乗り切ろう!という鉄旅を試みました。旅のおともには、この「鉄道の旅手帖」と、トラベラーズノートのパスポートサイズを連れて行きました。 (写真は今回の主役よりもトラベラーズノートの方が目立っていますが・・・)
この手帖、普通に本屋さんで売っているもので、B6判・ちょっと薄めのガイドブックぐらいのサイズで、とにかく軽いのがいいのです。中には、日本全国の鉄道路線図と各路線の全駅、営業キロ数などが掲載されています。
地図内にはさりげなく「日本一短いトンネル」とか、「JR線最急勾配」など、列車旅の道中で楽しめるややマニアなワンポイントが載っているのも嬉しいところです。
「使い方のヒント」を読むと、こんな風に使うことができるとか・・・
・乗った路線を塗りつぶす。
・降りた駅を塗りつぶす。
・全駅下車(!)を目指す人には、日付を書く欄も!
・思い出や旅のデータを余白に書く。
・乗った路線は何kmかの計算も可能
ははぁ・・・・なんだか奥深い!
これ、記録を蓄積して自分だけの一冊になってきたものを旅先で失くしたりしたら、私は泣いてしまいます。家での記録保存用にもう一冊要ったりして??
「手帖」を名乗るだけあって、つくりもなかなかに、いい感じです。180度パタンとは開かないものの、中身の紙がクリーム色で良さげな紙質であるところも好み。万年筆でも書き込みできるし、もちろん鉛筆やジェルペンでもいけます。
ポケット付きのビニールカバーもついていてカスタマイズも可能です。表紙はあっさりした地図の図柄なのでそのままでも良いですが、おしゃれな絵葉書でもはさんでカスタマイズしてしまえば、まさか「鉄道の旅手帖」とは気がつかれないでしょう。
この手帖を買ってから、記憶にあるだけの鉄道乗車記録を塗りつぶしたら、かなりの路線に乗っていたことがわかりました。それでもまだまだ行っていない地域が結構あるのに気づきました。
次のお休みにはそっち方面に行ってみたいなあ、と眺めているだけで旅気分をかき立てられ、一生かけて全部塗りつぶすぞ!と闘志がわいて来ます。
ちなみに、路線図を塗りつぶすのには、蛍光ツインマーカーの「細いほう」が線幅的にベストです。あまり色が濃くない方が目にもやさしいので、ゼブラのマイルドライナーの「マイルドレッド」で塗るのが目下のところお気に入りです。
この手帖には、現行路線とともに1980年以降に廃止になった路線も点線で掲載されています。これを見ると、いろんな路線が廃止されているのにびっくり。廃止される前に乗っておきたかったな~と思う、惜しい路線がたくさんあります。
手帖大好き、かつ鉄分多めな方には、けっこう楽しめる一冊ではないかと思います。海外版もぜひとも出版して欲しいところ!
(しかし、このあと新設された路線は自分で書くしかないのかな?)
【2010.5.5 Blogより。】 -
載っているのは、JRと私鉄の全路線・全駅の地図とリスト、メモ欄。それだけ。
この線は確か○○に行った時乗ったナ。
1980年以降廃線になった路線・駅も載っています。塗りつぶし・旅の記録にもってこい。そして、旅に持っていけば、次は××駅、乗り換えの駅まであと5つ、と、判るし、車窓からの見所が載っているから乗って嬉しい。(H)