- Amazon.co.jp ・本 (110ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408395463
作品紹介・あらすじ
勇退会見では語り尽くせなかった苦悩と本音を、いまはじめて明かす!独占掲載の「勇退特別手記」と球史に残る日本シリーズの「闘将日記」も収録した、優勝監督からファンへの、感謝を込めた贈りもの。
感想・レビュー・書評
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チェック項目5箇所。中日の監督を退いた途端、一時は休ませるつもりでいた心とからだをひきずったままでタイガースのユニホームを着ることになったのが一昨年の年末、これで八年連続して監督業に取り組むことになったのだが、この二年間はただの二年間ではない、五、六年にも匹敵する”二年間”だから、十年も十一年も連続して監督を務めていたようなものかもしれなかった。「もしかすると将来、頼まれるとまたどこかのユニホームを着ているんじゃないかしら」と娘たちからは言われるけれど、自分ひとりでは今後の針路を決めにくいというような状況になりつつあるのも、また事実かもしれない。優勝が決まっとったって日本シリーズもある、来年の構想もある、三年先、五年先のこともある、タイガースは消化試合もなにもない、みんなで見ていくのは「いま」と「この先」だけや。現在、あまりにも軽々しく監督の座をうんぬんし過ぎとるからね、監督という人材はそんじょそこらにうようよしてるのとは違うんだ、もっと権威がある、なにより価値あるポスト、選りすぐられたものが就任する、一種のエリートなんだ。
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(単行本 - 2003/11)
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星野 仙一 / 実業之日本社 (2003/11)