犬がとなりにいるだけで (コンペイトウ書房)

著者 : 北川なつ

• 実業之日本社 (2015年7月1日発売)

作品紹介・あらすじ

犬がいてよかった。
あの人に。
ぼくに。
犬がいてくれてよかった。

あなたの傍（かたわ）らにいる犬のことが、
愛しくてたまらなくなる本です。

村上たかし
（『星守る犬』）

一匹のセラピードッグが
一生をかけて教えてくれたものの、
なんと豊かな事か！

岡野雄一
（『ペコロスの母に会いに行く』）

１匹の捨て犬が、老人ホームで起こす小さな奇跡。
実話をもとにした、魔法のセラピードッグの物語。

老人ホームに逃げ込んできた、
臆病なダメ犬ボタモチ。
彼がそばにいるだけで、
みんなが生きる勇気と
笑顔をとりもどした。

たった一匹の犬が
人を笑顔にしてくれる

たった一匹の犬が
人の涙をぬぐってくれる

たった一匹の犬が
人生を変えることがある

十年前のあの日――
もしボタモチに出会わなかったら

多くの人たちが
まったく違う人生の終盤を
迎えていたのかもしれない

たった一匹の捨て犬が
誰かの人生を変えることがある

そう
となりにいるだけで

感想・レビュー・書評

[ラッキーさんの感想 · 2022年8月5日]

犬ものに弱い、だって犬は本当に純粋な透き通った心だし、健気だから。ぼたもちがお年寄りを癒す、わかるなぁ。

[クーさんの感想 · 2024年2月28日]

犬の優しさが伝わってきます。読む前から想像はしていたけど、泣けてきます。犬を飼っていた人なら間違いなく泣きます。

[ちっちゅうさんの感想 · 2022年6月13日]

温かい作品。
でも、介護関連の漫画を読むと、現実はこうはいかないんだろうなといつも思ってしまう。
この国には喫緊の課題が山のようにある。

[ka-oさんの感想 · 2021年11月14日]

介護施設に迷い込んだ犬ボタモチをセラピードックとして育て、そして看取った施設職員コオロギのお話です。

ボタモチのいろいろなエピソードが描かれていますが、ラストは泣けてしまいます。

[kanpeimaruさんの感想 · 2019年5月17日]

2019/05/17

[3128375264さんの感想 · 2015年7月2日]

ヤバス

著者プロフィール

1995年ヤングアニマル（白泉社）でデビュー。認知症・介護をテーマにしたマンガ作品を中心に多数出版。
特別養護老人ホームやグループホームでの勤務経験があり、介護福祉士、ケアマネジャー、ホームヘルパー2級の資格を持つ。

「2023年 『マンガでコミュニケーション　みんなの相続　― みんながみんなの相続の不安を消したお話 ―』 で使われていた紹介文から引用しています。」