- Amazon.co.jp ・マンガ (130ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408414706
感想・レビュー・書評
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いや、冗談ごぼう抜きで凄い
ここまで「うおっ」と思わされたコメディは、実に久しぶりだ
実業之日本社さん、良い漫画を世に出してくれたなぁ。感謝である
一言で、この心の震えを表現するのであれば、「強烈」しかないな
表紙を見れば一目瞭然だが、この作品のヒロイン・TEL子は強く、烈しい
見た目だけじゃなく、その戦闘力も半端ない
リアルに『女の友情と筋肉』の三ヒロインと互角に戦え、熱い友情を築けてしまいそう。下手すりゃ、『僕のヒーローアカデミア』のオールマイトや、『刃牙』の範馬勇次郎、『ONE-PUNCHMAN』のサイタマに戦慄を覚えさせるだろう
しかし、内容はバトルアクションではなく、むしろ、ラブコメだ。まぁ、アクション要素が皆無ではなく、結構、濃い目ではあるってのは否めない
ストーリーがアメコミ風の絵柄に合っており、相乗効果がある。わらいなく先生の『KEYMAN』を読んでいた人なら、間違いなく、ハマれるはずだ
ヒロイン・TEL子の個性も、相当に規格外だが、そんな彼女に霞まされないほど、身近な者らもコアだ
TEL子と流れで結婚したテディは、比較的に常識人ではあるが、見た目が結構、シュールだし、ツッコミもキレにキレている。けど、身体の大きさも含め、性格の相性的にもバランスが、ちゃんと取れるように考えられており、美樹先生、やるなぁ、と感服した
TEL子の兄・マイクも性格がウザさが特徴的だが、その彼のパートナーであるヴィンセントは、更にぶっ飛んでいる。とある呪いが原因にしろ、パートナーであるマイクの殺害を幾度も試みるわ、ヴィランらの動きを探るために手段を選ばなかったり、外見も中身も清らかな実弟に浄化されそうになったり、と悪より悪っぽいとこがある
こんな彼らが、(2)では(1)を越えるメチャクチャを巻き起こしそうで、楽しみなような、おっかないような
とりあえず、女性キャラがいない・・・女性と一瞥しただけで分かるキャラがいないので、(2)では登場させてほしいもんだ
男だけでも・・・・・・男+TEL子でも、十分に面白いが、まだまだ面白くするべきだ。仮に、美樹先生に女性はTEL子だけって信念があるなら、こっちも百歩譲って、男の娘を希望する。そんな男の娘に、TEL子がテディのために女子力を磨くストーリーが読みたい
どの回も激烈だったが、特にとんでもねぇな、と思ったのは、ダイヤモンドよりも硬く、ゴリラよりも剛力を揮う、episode.3「Dress」だった。ギーニには、同情しかねぇ。いくら、悪人だからって、この仕打ちは酷ぇぜ
この台詞を引用に選んだのは、思わず、金玉がキュッと縮み上がってしまったので。元とは言え、良いんだろうか、善玉がこんな脅し方をして詳細をみるコメント0件をすべて表示