大人のフィールド図鑑 原寸で楽しむ 身近な木の実・タネ 図鑑&採集ガイド

著者 :
  • 実業之日本社
3.86
  • (2)
  • (2)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 96
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408456287

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 熟すと赤くなる実、赤から黒にかわる実。
    赤は鳥の目につきやすいというが、なぜ黒い実があるんだろう?
    そして、千両万両の実はまずくて、一気に食べられないようにするというが、まずくても鳥はたまには食べてくれるんだなぁ。
    赤いというだけで、食べてしまうんだろうか?
    これはあまり美味しくないという記憶は残るのかな?
    赤から黒に変わった実だけを食べることもあるんだから、赤だからなんでも食べるってわけじゃないようだし、どうなっているのだろう。

    実の周りの油分を目的に実を食べる鳥がいるというが、へぇ人間が大して美味しくもないゴボウを食物繊維摂取目的に食べるのと同じかなと思った。

    この実は、こういう形態の花の変化したもので、雌蕊がどうなって、柱頭が、子房が、胚珠が、萼が、花床が、とどこが膨らんでどうなっているのかを、花の形態と関連させて見つめていくとより面白いのだろうと思う。

    果肉に発芽を妨げる物質が入っていて、実が下に落ちただけでは発芽させず、鳥に食べられ果肉が消化され、種子だけが分に混ざって出てきたときにだけ、発芽させるようになっている実があるんだとか、wow。

  • 赤い実の秘密が分かった。実一つにここまで工夫がされているとは。実恐るべし。毎日自分の目で見て学びます。

  • 詳細は、こちらをご覧ください
    あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート
     → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1123.html

    図書館の書架で見つけたんだけど、すごくいい本。
    メモっておきたいことがたくさんあります。
     食べて美味しい実も 覚えておきたいね。

  • ランニング中などに、雑草・野草は気を付けて見ているけど、実のなる木は全然見かけないので新鮮。
    自宅の庭にある木はヒサカキっぽい。
    鳥が木の実を食べるシーンが観たい。
    カラーで大きな写真が多く見やすいが、最後の数ページだけモノクロになったのは何で?

  •  身近に見られる植物で秋に実をならせるものをたくさんあります。この本を参考にご近所の木の実・タネを探してみませんか?
    (一般担当/どんぐり)平成29年10月の特集「秋を彩る植物たち」

  • 図書館

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

東京都生まれ。東京大学大学院博士課程修了、理学博士。現在、立教大学、国際基督教大学、東京農工大学、早稲田大学非常勤講師。植物の繁殖戦略、虫や動物との相互関係などをフィールドでワクワク調べ、自然観察会やNHKラジオ「子ども科学電話相談」、本や図鑑、絵本の出版など広く啓蒙活動にも力を注いでいる。科学的な植物の知識の普及に貢献した功績により、第29回(2021年)松下幸之助花の万博記念賞松下正治記念賞を受賞。著書に『したたかな植物たち』(春夏篇・秋冬篇、ちくま文庫)、『美しき小さな雑草の花図鑑』(山と溪谷社)、『種子たちの知恵』(NHK出版)、『図鑑NEO 花』(小学館)など多数ある。

「2021年 『野に咲く花の生態図鑑【秋冬篇】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

多田多恵子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×