任侠学園

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 373
感想 : 84
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408535104

感想・レビュー・書評

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  • 2作目は高校という舞台に変わっただけでやってること同じやないかい!!
    といきってますがもちろん不満は全くございません
    今回も面白かった!

    もちろん出来すぎ感は否めませんが
    いいんですこれで!
    物語なんだから出来すぎでいいんです!

  • 言われたとおりにするしかない。命じられたらすぐに実行する。それはヤクザだ。やらねばならない仕事をだらたらと明日に延したりしない。明日は何が起きるか分からないからだ。そして、すぐにやらなかったがためにチャンスを逃すこともある。
    何かを命じられたとき、何かを思い立ったとき、何か問題が起きたときなどは躊躇したり面倒くさがらずにすぐに行動するように習慣づける。

  • 読む順番を間違えたけれども、結局は2作目である本書を2番目に読んでいることだし、問題は無い。
    隠蔽捜査シリーズ同様、このシリーズも実に面白い。

    2冊読んで、なるほど毎度こういうパターンで進むわけね、と理解した。
    つまらないのではなく、安定した展開で安心したという意味だ。

    難しいことは考えずに、エンターテイメントとして純粋に楽しむといいと思う。

    それにしても日村、なんで黒谷だけは最初から最後まで敬語を使っていないのに、それを一度も注意しないのか、そこが可笑しかった。
    きっと日村ですらそのことに気付かないくらいに黒谷が飄々としたキャラなんだろう。

  • 間違って一作目を飛ばしてしまい、第二弾である本作から読んでしまったのだが、そんなことも気にならず楽しく読了。ヤクザが学校のトップとなり、荒んでいる高校を立て直すという、ある意味ベタな内容ながら、我々一般社会と一線を画しているはずの任侠の世界が、日本古来の義理を大切にし、学校というコミュニティを通して、現代が抱える問題点や人間はどう生きるべきなのかということを、ビシッと伝えてくれる事に、読んでいる自分の背筋も多少真っ直ぐに伸びたかも。融通が効かず、変わらないという事が如何に大切なのかを教えてもらった気がする

  • 収まるとこに収まったって感じ

  • 任侠シリーズ第2弾!!
    先に、第3弾の「任侠病院」を読んでしまって、その前に2作品もあるということで、図書館で借りようとしたけど、1弾目の「とせい」が借りられていて、第2弾を次に読むことに(苦笑)

    すっごく面白かったー♪ 「任侠病院」よりも好きですねー。
    阿岐本組が経営難に陥った私立高校の再建をするんだけど、大人が教えなければ、子どもはいつまでたっても分からないんだということを、再認識させられました!例えば箒で掃除をする方法なんて、あたりまえでしょーって思っていたけれど、案外、今の子供達の中には、世の中便利になって、箒で掃くなんて動作をしたことがないってのもあるのかも。。。
    教育問題と、親のいびつな愛情っていうか、そういうのとかも描かれていて、ただ高校の再建っていう任侠物語では終わらないような内容だったなぁ~と感じました!

  • 「任侠」シリーズ第二弾。

  • 映画公開に備えて読む。今時任侠ヤクザなど存在していないのでこれはもうファンタジーであると同時にコメディである、しかし読んでいて楽しかった、世の中にこのような筋を通した話がなくなって来ているせいかもしれない。この話はシリーズ化しているようで阿岐本組は色々な業種に首をつっこむらしい、映画の方も評判が良ければシリーズ化するかもしれない、西島秀俊と西田敏行のキャスティングは素晴らしいと思う。

  • 生徒をお客さん扱いする私立高校の教師たちよりも
    ヤクザの方がよっぽどまっとうな教育ができてるというのが何とも皮肉。
    設定はぶっ飛び過ぎてて現実にはあり得なさそうなんだけど
    ヤクザを取り巻く状況だとか教育現場の実態とかがものすごくリアルで切なかった。
    “昔気質のヤクザ”に対するこだわり(?)も目から鱗。
    『ヤクザ』と『暴力団』は違う。なるほどな。

  • やくざが学校の建て直しを図るという話です。ご都合主義的だけど,ちょっといい話という浅田次郎の「プリズンホテル」や「きんぴか」を,今野敏の「慎治」で味付けしたような本です。こういう話が好きな人には,たまらないでしょう。私もこういう話は結構好きです。この本でも,今野敏の全共闘世代批判がされています。相当嫌いなんですね。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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