春告げ桜 眠り医者ぐっすり庵 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 43
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408557847

作品紹介・あらすじ

春爛漫 桜の名所・飛鳥山で
お江戸と京のお茶対決!?

人情満開!
〈眠り〉と心に効く
しみじみ時代小説!

桜の宴の目玉イベントは
京とお江戸のお茶対決!?

今年も飛鳥山に花見の季節がやってきた。滝野川の高級料亭・桜屋で奉公修業を始めることになった茶問屋の娘・藍(あい)。慣れない女中仕事に四苦八苦するかたわら、店を盛り上げる桜の宴の催しを考えるよう、やり手商売人の万屋(よろずや)一心(いっしん)から命じられる。そんななか、朝寝坊する御用聞きや占い師など、眠れない悩みを抱える人々が次々と店に現れて……。


目次
第一章 宵っ張りの友
第二章 朝寝坊の御用聞き
第三章 ふくよかな占い師
第四章 花見の茶

眠りのうんちくも!――「ぐっすり覚え帖」

その壱 眠りに効く食事とは
その弐 朝型と夜型、あなたはどっち?
その参 夢の中で未来が視える?
その肆 一味違う、宇治茶の魅力!

感想・レビュー・書評

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  •  今回も楽しませてもらいました(^^)

     お茶一杯といえど侮りがたし。

     ぐっすり庵は相変わらずで、だからこそ安心して読める作品です。

  • 2023.12.25

  •  眠るためには、何よりも先に退屈が必要! 泉ゆたか「春告げ桜」、眠り医者ぐっすり庵シリーズ№3、2022.3発行、連作4話。飛鳥山に花見の季節。滝野川の高級料亭「桜屋」(京料理、宇治の茶)で修業中の藍。京と江戸のお茶比べをすることに。宇治の茶は一口目の旨味、西ヶ原の茶は苦みと渋み。闘茶はどうなるのか! 宇治で2年過ごし、飛鳥山・滝野川周辺が大好きな私、楽しく読了しました。

  • 「粗末ながら心づくしの煎茶を呑んで、茶の味を楽しむことができる今この時を大切に味わえ、というのが師の教えです。なんとも朗らかな教えでしょう。」

  • お藍ちゃん、頑張ってるね。ねうは、今回も大活躍♪
    初めての奉公は、何もかもが大変なことの連続だよね。
    そんな中、お友達もできて微笑ましい。
    (本当に猫と話せるならすごく羨ましいぞ。)
    女将が過去に手放した娘のお里の一件も、たぶん、なんとか落着。よかった、よかった。
    闘茶の顛末、どきどき、わくわく、素晴らしかった。
    お藍ちゃんのお茶、すごいアイディアだわ。
    長海和尚、できぶつだ。なんか、ファンになっちゃった。
    また登場してほしい。
    さて、続きはいつかなー。

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著者プロフィール

小説家

「2023年 『幽霊長屋、お貸しします(一)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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