- Amazon.co.jp ・マンガ (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408612904
感想・レビュー・書評
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読売新聞で人気の「猫ピッチャー」そにしけんじ氏による、歴史上の人物を擬「猫」化した4コママンガ。読みやすく一気読みしてしまいました。
オチとして弱い部分もありけれど、史実をなぞりながら、ネコの生態をネタ的に絡めつつで面白い。擬猫化した徳川綱吉が、生類憐みの令でどう「犬」を扱うのか(笑)
個人的なお気に入りは、黒船来襲のところかな。アメリカ(アメショー)、イギリス(スコティッシュフォールド)、オランダ(オランダミックス)、ロシア(ロシアンブルー)が、それぞれの国のネコの鳴き声表記でまくしたてるところ。ビビりまくる和猫(雑種)。ネコで表現することで、わかりやすいかもと思ってしまった。
全体的にユルかわいくて和みます。知ってるところはウンウンと頷き、知らないところはむしろ興味をそそられ。意外に、マジメな歴史に興味を持つきっかけ作りにいいかもしれません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かわいい……
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ゆるーい日本史
あほらしいけどおもしろい
うとうとしながら読めるね
なにしろねこだもんね
《 四コマで 歴史をかじる カリカリと 》 -
えらく人気みたいだから、いったいどれほどのもんかと思い、子どもが読むのに合わせて自分もトライ。まだ日本史についての固定観念がないうちに、本作みたいな感じで触れてみることは、ある程度の意味を持つのかな。その造形も含め、イメージがそれなりに出来上がってしまっている立場から見ると、全部猫だからキャラの区別がつかんし、中途半端に史実からは離れたことも描かれるし、何より肝心の絵がイマイチだし、ってことで、全然良さが分からんかった。たまにクスッとなるとこもあったけど、元ネタを知らなくても笑えるか、は疑問。う~ん。総じて微妙かな。
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自分のために買ったが、
5歳児が日本史に興味を持ち出した時期に、
4コマ漫画だしかわいいしと思い見せたら
ハマってしまい、
自分でねこやしょうとくたいしなどを
描き出したので、シリーズを集めようか検討中。
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知ってる前提であればのんびり気軽に読むには適度
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探し回ってようやく見つけた。
4コマ漫画で日本の歴史を紹介。
登場人物は、ほぼすべて猫。
卑弥呼から始まって、大政奉還までの歴史のポイントをざっとふりかえることができた。
次は、日本史の教科書を読んでみよう。
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歴史の勉強に、なりました。
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お題。小学生の娘に歴史マンガを紹介する!
小学館、学研、角川、集英社。
私自身が小学校時代にもう文字通り擦り切れるほど読んだ小学館版を購入。細かいところで多少改定は進んでいるようだが基本的には今も同じ。我ながら唖然とするくらい全部憶えていた。貴族の圧政と民衆の抵抗、という図式が頻出するところにイデオロギー的に反発するむきもあるかもしれないが、冷静に読めばとくに極端に偏向しているわけではない。
最新の学説も織り込んでいる、という学研や角川版もサンプル比較してみた(学説の進展の著しい中世史部分をサンプル抽出)。例えば、金の亡者であり応仁の乱の遠因ともなった、と小学館ではさんざんな扱いの日野富子について、貨幣の活用による市場経済推進者としての一面も描いていたりして単なる悪人としては捉えていない。小学館だと「立ち上がる民衆」である一揆についても、力づくで自治権を奪うならず者の武装蜂起、的な面を学研版では描いていたりする。
そういう意味での「最新学説」に興味があるなら学研や角川などもよいのかもしれない。まずは基本形、ということであれば小学館は引き続き素晴らしい。
なんてことを思っていたが、決定版を見つけてしまった。
そにしけんじ「ねこねこ日本史」。もしも歴史上の人物がネコだったら、というしょうもない設定ながら実は史実を相当理解していないと描けないゆるいギャグ満載。というか元ネタがわかる大人の方が笑える。
もともとはNHKのアニメ版を見て感心したのがきっかけ。歴史無関心女子の導入本としてはこれが最強すぎるのであった。 -
[江東区図書館]
テレビで放映されていて人気と聞いたので図書館検索で見つけて予約してから少し待たされた本だったのだけど、、、、単に面白い、笑える、という娯楽的要素での人気だったのか??期待していた"楽しく学習できるネコによる歴史漫画"ではなかったみたい。4コママンガだったことも、オチがあまり史実などの"学習"面に即していなかったのも、う~ん、全面的に読んでいてちょっと期待外れな本だった。
きっとこちらの需要が異なっていたのだろうけど、期待していただけにちょっと残念だった。