日本史学 (ブックガイドシリーズ 基本の30冊)

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  • 人文書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784409001127

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  • 【琉球大学附属図書館OPACリンク】
    http://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB19655990

  • 保立道久氏によるブックガイド。石母田首長制論や黒田権門体制論への批判など突っ込んだ記述も目立ち、取り上げる書籍にもメッセージ性が強く感じられる。ちなみに、一番最後に紹介されるのは、榎森進『アイヌ民族の歴史』。

    保立氏は日本における歴史学の確立を、岩波講座「日本歴史」と中公『日本の歴史』が刊行された1960年代とみている。そのため、戦間期の日本資本主義論争や1950年代の戦後歴史学については基本的に触れられていない。唯一、石母田正『中世的世界の形成』が紹介されているのは、その影響力の強さを物語っているのだろう。

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著者プロフィール

1948年東京生まれ。専攻は日本史。国際基督教大学教養学部卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科修了。東京大学史料編纂所元所長。現在、同大学名誉教授。主な著書に、『平安王朝』『歴史のなかの大地動乱』(岩波新書)、『平安時代』(岩波ジュニア新書)、『かぐや姫と王権神話』(洋泉社新書)、『物語の中世 神話・説話・民話の歴史学』(講談社学術文庫)がある。

「2018年 『現代語訳 老子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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