近代精神医学の成立: 鎖解放からナチズムへ

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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784409340271

作品紹介・あらすじ

近世以前の精神病者は本当に自由闊達な社会的存在だったのか。史上有名なピネルの「鎖からの解放」は本当にあったのか。『狂気の歴史』のフーコー言説への批判的検討から出発し、とくに精神病者の処遇をめぐるさまざまな出来事の歴史的意義を探る。近代精神医学の生み出した変質学説や脳病論などがナチズム期の強制断種や「安楽死」犯罪へと尖鋭化していったことなどを含め、精神医学の近代を一般社会、政治、宗教史との関わりから論じたパイオニア的著作。

著者プロフィール

元上野メンタル・クリニック院長、精神医学史家

「2022年 『精神分析とナチズム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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