熊野山海民俗考

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  • 人文書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784409540305

作品紹介・あらすじ

神武伝承や熊野信仰の地、よそ人から他界とみられてきた熊野、そこで人々はどのように生き暮してきたのか。著者は熊野の山川、草木、石、岩にいたるまでを調べ、農漁民、炭焼、筏師などのライフヒストリーに耳を傾け、各地に残る民話伝承を蒐集する。自然環境を凝視し、自然と人間の不思議な相関関係をときほぐし、密接なかかわり合いを探索する-。環境民俗学を提唱する著者の意欲作。この一冊で熊野のすべてがわかる。

感想・レビュー・書評

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  • 【配置場所】特集コーナー【請求記号】382.166/N【資料ID】19410329

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著者プロフィール

1937年 静岡県に生まれる
1959年 國學院大學文学部卒業
1988年 文学博士(筑波大学)
2015年 文化功労者
2017年 瑞宝重光章

専攻──日本民俗学
現在──近畿大学名誉教授

著書──
『焼畑民俗文化論』『稲作民俗文化論』『四万十川民俗誌──人と自然と』(以上、雄山閣)、『生態民俗学序説』『海岸環境民俗論』『軒端の民俗学』『庶民列伝──民俗の心をもとめて』(以上、白水社)、『熊野山海民俗考』(人文書院)、『山地母源論1・日向山峡のムラから』『山地母源論2・マスの溯上を追って』『「個人誌」と民俗学』『牛馬民俗誌』『民俗誌・海山の間』(以上、「野本寛一著作集Ⅰ~Ⅴ」、岩田書院)、『栃と餅──食の民俗構造を探る』『地霊の復権──自然と結ぶ民俗をさぐる』(以上、岩波書店)、『自然と共に生きる作法──水窪からの発信』(静岡新聞社)、『生きもの民俗誌』『採集民俗論』(以上、昭和堂)、『自然災害と民俗』(森話社)、『季節の民俗誌』(玉川大学出版部)、『近代の記憶──民俗の変容と消滅』『井上靖の原郷──伏流する民俗世界』(以上、七月社)、『自然暦と環境口誦の世界』(大河書房)、『民俗誌・女の一生──母性の力』(文春新書)、『神と自然の景観論──信仰環境を読む』『生態と民俗──人と動植物の相渉譜』『言霊の民俗誌』(以上、講談社学術文庫)ほか

「2022年 『麦の記憶 民俗学のまなざしから』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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