数学入試問題がすらすら読める 東京大学編 (チャートBOOKS SPECIAL ISSUE)
- 数研出版 (2008年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784410139079
感想・レビュー・書評
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[江戸川区図書館]
図書館でふと見かけて借りてみた。
三平方の定理、、、、はなんとか、、、しかし「傾き」に関しては直線グラフではなくあくまで図形の角度として考えようとしていた自分に喝!
三次方程式に対しては、「対象式は基本対象式だけで表すことができる」なんて知らないから、あんな代替方式なんて思いつかないし、二次方程式の解の判別式自体は覚えているけど、その内部が0以上でないと解が実数にならないなんて、自分からは思いつかないし(まぁ東大生でも盲点と書いてあったから良しか?)、因数定理なんて知らないし、式の割り算も、読めば分かったけど、筆算なんて思いつかない!
…ただ、多少やせ我慢も含むけど、決して理解は出来ないわけではなく、個々の計算においては出来ないわけでもなく、、、、全ては知識と発想。
続く円周率の問題や、余弦定理なんて、言葉と結果のみでその内容を理解していないから、読めば読むほど、「ほー」、「へー」の世界。だけど、答えがあるからこそとはいえ、パズルの様に楽しめる。
…自力で楽しめるともっと面白いんだろうけど、それでも高校生の頃、各種定理を習う頃にチャレンジしてみると楽しかったかもなぁ、、、できれば息子も、こんな本を「自力で」、それが叶わなくても「自分と同程度に」楽しめるようになってほしいな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東大入試問題をどのようなプロセス(思考回路)で解いていくか。
それを非常にわかりやすく解説してくれている。
数学から離れた社会人の方も読んで楽しむことができる。
一方で現役の学生には、教科書レベルの問題からワンランク上を目指す為の教科書になるだろう。