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- Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
- / ISBN・EAN: 9784412015135
感想・レビュー・書評
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人間革命第6巻は昭和27年が舞台である。
立宗700年祭を語る中では、大聖人の立宗について描かれている。
また、池田先生の結婚について描かれている。
しかし、多くのページを割かれていたのが、笠原慈行(小笠原慈聞)の事件である。
彼の神本仏迹論が、学会の弾圧につながり、牧口先生の獄死の原因になった。その意味で、戸田先生は彼の邪義を破折する機会を狙っていた。
しかし、この事件を通して、彼を僧職に復帰させたことや、戸田先生への処分など、宗門の体質が浮き彫りになっていく。
宗門はあくまで僧が上で、俗が下であると見なしていた。荒れ果てた大石寺を創価学会に再建してもらったにも関わらずである。そこにはベットリと染み付いた、もはや抜きがたい宗門の体質があった。
この事件を語る中で、神道の歴史についても詳細に説明されている。ここも大変勉強になった。
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