人間革命 (第6巻) (聖教ワイド文庫 55)

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  • 聖教新聞社出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784412015135

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  • 人間革命第6巻は昭和27年が舞台である。
    立宗700年祭を語る中では、大聖人の立宗について描かれている。
    また、池田先生の結婚について描かれている。
    しかし、多くのページを割かれていたのが、笠原慈行(小笠原慈聞)の事件である。
    彼の神本仏迹論が、学会の弾圧につながり、牧口先生の獄死の原因になった。その意味で、戸田先生は彼の邪義を破折する機会を狙っていた。
    しかし、この事件を通して、彼を僧職に復帰させたことや、戸田先生への処分など、宗門の体質が浮き彫りになっていく。
    宗門はあくまで僧が上で、俗が下であると見なしていた。荒れ果てた大石寺を創価学会に再建してもらったにも関わらずである。そこにはベットリと染み付いた、もはや抜きがたい宗門の体質があった。
    この事件を語る中で、神道の歴史についても詳細に説明されている。ここも大変勉強になった。

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著者プロフィール

池田大作(いけだ・だいさく) 1928年、東京都生まれ。創価学会名誉会長/創価学会インタナショナル(SGI)会長。創価大学、アメリカ創価大学、創価学園、民主音楽協会、東京富士美術館、東洋哲学研究所、戸田記念国際平和研究所、池田国際対話センターなどを創立。『人間革命』(全12巻)、『新・人間革命』(全30巻)など著書多数。世界の識者と対話を重ね、『二十一世紀への対話』(A.J.トインビー)、『二十世紀の精神の教訓』(M.S.ゴルバチョフ)、『地球平和への探究』(J.ロートブラット)など多くの対談集を刊行。

「2023年 『完本 若き日の読書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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