新・人間革命 (第21巻) (聖教ワイド文庫 62)

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  • 聖教新聞社出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784412015272

感想・レビュー・書評

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  • 著者、池田先生(1928~2023)の作品、ブクログ登録は23冊目。(対談集を含む)

    で、本作の内容は、次のとおり。

    ---引用開始

    【SGI】
    1975年(昭和50)年1月26日。
    世界51カ国・地域のメンバーの代表158人がグアムに集い、第1回「世界平和会議」が開催された。グアムは、第2次世界大戦で日米の攻防戦が行われた島。会場に置かれた署名簿の国籍欄に「世界」と記した山本伸一の胸には、恩師の「地球民族主義」との言葉が響いていた。

    会議では、国際平和団体・IBL(国際仏教者連盟)が誕生。そして、各国メンバーの団体からなる、創価の精神を根幹とした国際的機構としてSGI(創価学会インタナショナル)が結成され、全参加者の総意で伸一がSGI会長に就任した。

    また、生命の尊厳に目覚めた民衆の連帯を築き、恒久平和の創出を誓った「平和宣言」が採択。伸一は「全世界に妙法という平和の種を蒔いて、その尊い一生を終わってください」と呼びかけた。

    会場には、伸一が励まし、はぐくんできた各国のリーダーが集っていたが、韓国メンバーの姿はなかった。だが、韓国SGIは幾多の試練を乗り越え、後に大発展を遂げることになる。

    【人間外交】
    1月28日に帰国した伸一は、ノーベル賞を受賞した佐藤栄作元総理をはじめ、各界のリーダーらと精力的に対話を重ねていく。

    また、訪ソの印象をまとめた『私のソビエト紀行』の発刊や、新聞連載「私の履歴書」を開始。作家の井上靖や福田赳夫副総理とも相次ぎ会談。
    さらに、日中国交正常化後、中国から初の正式な留学生を迎える創価大学の入寮式に駆けつけ、激励する。

    そして4月14日、3度目の訪中へ。北京大学などを訪問。トウ小平副総理と再会した伸一は、難局を迎えていた日中平和友好条約の締結へ、中国側の見解をあらためて確認する。

    カンボジアの首都プノンペンが民族統一戦線によって陥落した翌18日、北京でシアヌーク殿下と会見。平和への全精魂を注ぐ人間外交が展開されていく。

    この夜、列車で武漢へ。創大1期生が縁となり交流する、呉月娥が教壇に立つ武漢大学で図書贈呈式を行う。
    20日、空路、上海へ。復旦大学を訪れた伸一は、創大に来た6人の留学生を見守り、日中友好への行動を続けていくことを誓う。

    【共鳴音】
    5月3日、会長就任15周年の式典で、伸一の提案による「創価功労賞」等の授賞や会場提供者への表彰が行われる。その後、男子部、学生部の代表の集いに出席。広布の未来を託し、そのメンバーに自身の名を取って「伸一会」と命名する。

    13日には仏・英・ソ連の訪問に出発する。フランスでは、パリ大学ソルボンヌ校の総長や大統領府事務局長、ローマクラブの創立者であるアウレリオ・ペッチェイ博士と会談。欧州最高会議や友好祭などに出席する一方、陰で活躍するメンバーのグループ結成や中心者の家庭訪問など、渾身の励ましを続ける。

    18日にロンドンへ移動し、イギリス代表者会議に出席。翌日、トインビー博士に、伸一との対談集と創大名誉教授称号の証書を贈るために、王立国際問題研究所を訪ねる。

    博士は病気療養中のため秘書に託し、再びフランスへ。午後には作家のアンドレ・マルロー宅を訪問し会談。翌日も美術史家ルネ・ユイグとの会談など、伸一は“対話の旋風”を巻き起こし、魂の共鳴音を広げていく。

    【宝冠】
    フランスでの予定を終えた5月22日、伸一は第2次訪ソへ。一行には、重層的な日ソ交流を推進するため、婦人部や青年部、創価大学、民音、富士美術館などの代表も加わった。

    翌日から分刻みのスケジュール。対文連、文化省の訪問に続き、ショーロホフ生誕記念レセプションでスピーチ。
    連邦会議議長、モスクワ市長、海運相らとも会見。婦人・女子部の代表とソ連婦人委員会を訪れ、世界初の女性宇宙飛行士である同委員会のテレシコワ議長らと会談を行う。

    27日、モスクワ大学の総意で、伸一に世界の知性の宝冠である「名誉博士号」が贈られた。続いて伸一は、「東西文化交流の新しい道」と題して記念講演。人間の心と心を結ぶ「精神のシルクロード」を、との訴えに、聴衆の歓声と拍手は鳴りやまなかった。

    翌日、コスイギン首相と再会。中国への警戒を強くする首相に、訪中で周恩来総理、トウ小平副総理と会談したことを伝える。険悪化する中ソ関係を改善するため、自身が両者の懸け橋になろうと覚悟していたのである。

    ---引用終了


    気になったところは、p163の四人組。
    ウィキペディアを見ると、次のように書かれています。

    ---引用開始

    四人組(よにんぐみ)は、1960年代から約10年続いた中華人民共和国の文化大革命を主導した4人の政治家、江青・張春橋・姚文元・王洪文を指す呼称。文革四人組とも呼ばれる。

    ---引用終了

    毛沢東を含めて、生年没年を見ると、

    江青(1914~1991)
    張春橋(1917~2005)
    姚文元(1931~2005)
    王洪文(1935~1992)
    毛沢東(1893~1976)

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著者プロフィール

池田大作(いけだ・だいさく) 1928年、東京都生まれ。創価学会名誉会長/創価学会インタナショナル(SGI)会長。創価大学、アメリカ創価大学、創価学園、民主音楽協会、東京富士美術館、東洋哲学研究所、戸田記念国際平和研究所、池田国際対話センターなどを創立。『人間革命』(全12巻)、『新・人間革命』(全30巻)など著書多数。世界の識者と対話を重ね、『二十一世紀への対話』(A.J.トインビー)、『二十世紀の精神の教訓』(M.S.ゴルバチョフ)、『地球平和への探究』(J.ロートブラット)など多くの対談集を刊行。

「2023年 『完本 若き日の読書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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