江戸の盗賊: 知られざる“闇の記録”に迫る (PLAY BOOKS INTELLIGENCE 118)

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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413041188

感想・レビュー・書評

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  • 江戸の数多くある犯罪の中で「盗賊」という窃盗犯を書いた本。
    有名な石川五右衛門や鼠小僧を始め個性的な泥棒達。対して捕まえて裁く側の長谷川平蔵や新井白石、奉行所の面々。両者の事がバランス良く書かれていて分かりやすく面白かった。
    関東の盗賊のルーツや江戸城に入り込んだ泥棒など、へーと思うような事が書かれていて興味深い。さらに橋や門に付いている鉄を盗む「金属泥棒」など、現代にもいそうな窃盗犯。
    石川五右衛門の辞世「石川や 浜の真砂は尽きるとも 世に盗人の 種は尽きまじ」にため息をついた。いつの世も窃盗は無くなりませんなあ…。

  • おわりに を読んで、盗賊→義賊になることについて。
    庶民になじんでいた。人に危害は加えない。歌舞伎などにより美化された。(浮世絵も)。
    副題の「闇の記録」のとおり、資料をちゃんと掲示しているところはすごい。また、史実のみでは、堅くなりそうなところを、当時の風俗や噂なども絡めることで、面白い読み物になっている。
    牢門と拷問と区別があった!有名な盗賊は一族であった!!

  • [ 内容 ]
    鼠小僧次郎吉の素顔、火盗改・長谷川平蔵の御仕置伺い、そして「拷問」の数々…江戸の犯罪と警察機構を読み解く。

    [ 目次 ]
    第1章 盗賊の「戦国」から「江戸」へ
    第2章 日本左衛門東海道を制す
    第3章 火付盗賊改長谷川平蔵
    第4章 江戸の路上強盗
    第5章 鼠小僧次郎吉の挑戦
    第6章 木鼠吉五郎の孤独な闘い
    第7章 ねらわれた御金蔵

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    [ 参考となる書評 ]

  • 江戸時代にはお奉行さんと言えば
    南北町奉行・寺社奉行・勘定奉行・遠国奉行
    これらのお奉行さんが裁いた盗賊たちの話と
    お奉行さん・・・
    ためになります

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