未熟者の天下―大人はどこに消えた? (青春新書インテリジェンス)

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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413041348

感想・レビュー・書評

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  • 成人=大人ではない

  • トンデモ本を読むつもりで、昨今の若者の劣化を嘆く保守親父の典型論を期待していたのだが、全然違ってちゃんとした本だった。
    エッセイと評論の中間みたい。読みやすいけどけっこう深いことが書いてあったりする。

  •  「大人とは何か」とは、誰もが一度は考えたことのある疑問ではないだろうか。それに関連して様々な書籍が書店に並んでいるが、巷に出回る「大人論」の本は、その実「子供論」や「熟年論」に終始していることが多い。そういう意味で、この本は「大人とは何か」を正面から扱ったものと言えるだろう。
     題名にある「未熟者」とは若者のことではなく、新たな大人のことである。今の時代に合った大人の、再定義に挑戦する本。

  • [ 内容 ]
    小泉人気、大人買い、ニート…今、何が変わろうとしているのか?
    “未成熟社会”の実像に迫る。

    [ 目次 ]
    第1章 大人はどこに消えた?
    第2章 「大人らしさ」の正体
    第3章 未熟な大人が引きずる過去
    第4章 リスクで芽生える大人意識
    第5章 大人買いの深層心理
    第6章 「ことば」がつくる大人の社会
    第7章 大人という宿題

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著者プロフィール

1955年、大阪府生まれ。国学院大学教授。専攻は社会学・メディア文化論。著書に『社会学感覚』『社会学の作法・初級編』(ともに文化書房博文社)、『インターネット市民スタイル』(論創社)、『インフォアーツ論』(洋泉社)ほか。

「2003年 『健康ブームを読み解く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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