ヒトは脳から太る (青春新書INTELLIGENCE 252)

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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413042529

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  • 「太る」という過程で脳はどういう働きをしているのか、についての解説書。
    第一章では「食欲」そもそも太るということは摂取エネルギーが消費エネルギーを上回るときで、その原因は「美味しすぎる時」か「お腹が空きすぎている時」。この「美味しさ」というものが人間特有の曲者であり、これが前頭連合野から視床下部を刺激し、それが摂食中枢にはたらいてさらなる食欲を喚起してしまう、ということ。
    第二章では「別腹」満腹感に関係なく食物を欲してしまうこと。これは本能的なものなので理性で止められるものではない。何らかの形で(歯磨きなど)でリズムを崩して対応しなくてはならない。ここで何らかの中毒性もみられるよういなる。
    第三章が「ダイエット」これは摂取カロリーと消費カロリーとのバランスは単なる量ではなくそこにある「バランサー」も作用する、ということが書かれている。それは時間帯であったり、栄養の内容であったり、いろいろ。結果として、バランサーを上手に働かせることによって、必要以上のエネルギーを摂らずに済むようになるということ。

  • 趣旨には一理ありますが他人のダイエット方式を「(効果がなかった人の割合などが)記載されていないのはサイエンスではない」という割に、自分の理論については「実験の結果◯◯ということが分かった」と書いてあるばかりで具体的な数値が上がっていません。
    また、他者のダイエットに触れて、この方式は自分の理論に照らし合わせて理があるなどと評してるのに、参考にした論文や書籍が何一つ書かれていません。脳の仕組みという「科学っぽい」内容の割に、引用論文すらないのではフィクションだと言っているようなものです。

  • 人間の恒常性が、すばらしいサイクルの中で保たれていることを改めて感じた。生物Ⅱで勉強する範囲でもあります。グレープフルーツは痩せるにおい、ラベンダーは落ち着くけど、体重を増加させる香りだそうです。

  • 人には恒常性維持 ホメオスタシス があり
     現状の体重を 生活習慣を維持しようとする傾向がある
     体重をへらしたいのであれば まず セットポイントを下にずらす必要がある
     摂取と消費のカロリーのバランスを ずらすのだ

     また 摂取中枢を コントロールすることで 食事量を抑えることも必要だ
     
     いわゆる 正しい食生活が ダイエットの基本となるのである

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著者プロフィール

ローカル・ガバナンス研究所所長、元関西学院大学人間福祉学部教授
岡山大学大学院文化科学研究科博士課程修了(学術博士)
専門 ローカル・ガバナンス論、福祉行財政論、社会起業論

主な著書
(単著)『福祉行財政論 国と地方からみた福祉の制度・政策』中央法規、2002年
(単著)『イギリス福祉行財政 政府間関係の視点』法律文化社、2003年
(単著)『ローカル・ガバナンス 福祉政策と協治の戦略』ミネルヴァ書房、2009年
(編著)『社会的企業論 もうひとつの経済』法律文化社、2014年
(単著)『貧困ガバナンス論 日本と英国』晃洋書房、2019年
主な翻訳書
(監訳)ビル・ジョーダン『英国の福祉 ソーシャルワークにおけるジレンマの克服と展望』啓文社、1992年
(共訳)ノーマン・ジョンソン『福祉国家のゆくえ 福祉多元主義の諸問題』法律文化社、1993年
(共訳)アラン・ウォーカー『ソーシャルプランニング 福祉改革の代替戦略』光生館、1995年
(監訳)ノーマン・ジョンソン『グローバリゼーションと福祉国家の変容国際比較の視点』法律文化社、2002年
(共訳)ボブ・ジェソップ『資本主義国家の未来』御茶の水書房、2005年

「2022年 『ニューミュニシパリズム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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