若者はなぜモノを買わないのか (青春新書インテリジェンス)

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413044981

感想・レビュー・書評

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  • 26歳以下の男性の思考法について。

    スマホを通して、想像、想定を超える体験をしてみていと思わせることができるかどうか。

    ・平成24年の内閣府「国民生活に関する世論調査」を見てみると、現在の生活に対する満足度は、実は20代が一番高い。8割近くが満足、8割以上が充実している。
    ・調査してみると、若い世代のエコ意識は低め。これはそもそも全体のエコ意識が高いから。ファッションへの興味、特定の趣味への嗜好も同じ。別に、特にない、となる。
    ・メディアから情報を受けとるのではなく、体験や知恵を共有することを情報だと認識している。
    ・本屋に足を運ぶ目的は、本を買いに行くのではない。本屋という場を活用して、新しい価値を伝えていくことが求められている。
    ・新製品について宣伝するのも、広報やマーケティング担当者ではなく、開発者が出てくるの方がより本質が分かり、消費者にとって興味深いはず。

  • 逆説的なタイトルであったとは・・・。現代の若者が、けっしてモノを買わなくなっているわけではない。では、どんなモノを買い、そのモノに求める基準や価値とはいかに?といったようなことが書かれている。
    原田曜平『ヤンキー経済』幻冬舎新書とともに読んでみると、面白い。

  • 若者はモノを買わない、若者の○○離れ、といった最近よく聞くワードがいかに的外れであるかを説明している本でした。
    U26世代の男子は、「シミュレーション消費」の世代……ほしいものがあると、まず画像検索、動画を見てチェック、そして「こんな感じか、じゃあ、今はいいや」となる世代であるというのが、なるほど、という感じ。
    自分はそれよりも少し上だけど、その気持ちはなんとなくわかる。
    そして、これからのマーケティングには、シミュレーション消費を超える「超シミュレーション消費」が必要である、つまり、シミュレーションだけでは感じられない体験や、製作者のこだわりが若者を惹きつけるという結論で、それは非常に納得できた。
    というか、この世代は「モノを買わない」のではなく宣伝に踊らされずに納得いったものを買うわけで、それなら最も賢い消費者なんじゃないかと思った。

  • なるほどー!と思ったり、U26と年が近いので確かにー!と思ったり。面白かった。仕事のヒントになる。

  • 若者の特徴ナルホド以下2点
    ・東の麓酒造
    ・ナショナルブランドビールはどれも一緒→どれでもいい

著者プロフィール

株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント ビジネスプロデューサー。1973年新潟県生まれ。昭和音楽大学音楽芸術運営学科アートマネジメントコース卒業。広告代理店、ブランディングブティックでのプランナーを経て、現在は生活者のインサイトを得るための共創コミュニティのデザイン・運営を主たる領域とするビジネスプロデューサーとして活動。リアルコミュニティから得られた生活者からの生の声を活用し、長期的なプロジェクトで様々なジャンルの企業の戦略マーケティング業務に携わる。「若者」や「シミュレーション消費」を主なテーマに社内外でセミナー講演の他、TV、新聞などメディアでも解説する。ツイッターアカウント @horiyosh

「2016年 『若者はなぜモノを買わないのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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