モンテッソーリ流 たった5分で「言わなくてもできる子」に変わる本

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  • 青春出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413230735

作品紹介・あらすじ

藤井四段やビル・ゲイツが幼児期に受けたモンテッソーリ教育流の「子どもの“できるスイッチ”を入れる環境づくりメソッド」。たとえば、朝のしたくも、「ウォールポケット」を使った準備の工夫で、歯磨き、朝食、身じたく…まで、いちいち言われなくても自分からできるようになります!

感想・レビュー・書評

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  • タイトルの「たった5分で」のワザは冒頭42pくらいで出てくるんだけど、それ以外にも全編にわたり参考になるコツがたくさん出てきて、そのたび付箋、メモ(最後に。)

    たった五分のわざはというと、ウォールポケットを使って仕度を見える化。困った子だけでなく、どの子にも効果あり!

    我が家の困った子…笑 小学校3年の彼女にも、小学校始めたての彼女にも、早速実践。朝の支度に驚きの効果が!
    夫に「これがモンテッソーリだ!」とドヤっとしてみたけど、別に私がえらいわけでは。

    朝のやることをカードに書いて、抜くだけの簡単方式にしたけれど初日からさっそく着替えから持ち物準備、朝勉強、ピアノ…とサクサク進んで自由時間までゲットした娘ら。すごい!
    これが飽きずに続くかはまたチェック必要か。

    次からはメモ。
    P52 2畳くらいでいいのでリビングなどの一角を用意する。その狭いスペースのおもちゃを片付けるようになる。
    リビング中にちらかっているよりも片付けが楽、

    環境を整えると、朝起きるとすぐその小さなスペースで遊ぶようになる。朝から知的な活動をすると、心が落ち着くという効果がある。

    p56 (遊び場から帰りたくなくてごねる場合)
    日々の言葉の刷り込みは、子どもの人格を作ります。正そうとしたり、言い聞かせたり、強い口調で言わなくても、子どもはちゃんと動くようになります。子ども自身が考え、「遊びたい気持ち」と「帰らなくちゃいけない気持ち」の間で心が揺れ、葛藤する時間はとても大切です。

    p58(ごねてもほっといて少し離れたところから見ていると)
    時間はかかっても泣きながらお母さんのところに戻ってくる。周りの人は子どもが泣いてますよ、などいろいろ言ってくるけれど、ニッコリと余裕の笑みで「ありがとうございます。」「今しつけているところなので」などといって平然としているのがポイント(これがすごい!)
    お母さんが確信を持っていること、ブレないことが大切です。

    p82 おむつを替えるタイミングを子ども自身がきめるのを待っている。お母さんが待っていてくれる信頼感。
    勉強するのも自分で決めてできるようになる

    p104 外出時、ハンカチ1枚でも工夫次第でいろいろ遊べる。お互いに引っ張り合って綱引きや、お母さんがくしゃくしゃにして手の中に入れて、少しだけ出してひっぱる。リボン結びの練習。「何も持っていくものがない」「すぐ飽きちゃう」と言って安易にスマホを渡す方がずっと想像力が乏しい。
    p129子どもたちは本能的に飛びたがっている。トランポリンはいい運動。バランス、体幹。うんていもいい。握る、揺れる。手は第二の脳。
    p146 大人の視線の先にあるものを話しかける。2歳にして「今日は雲が多いねー」など話すようになる。感動する心は、人からの働きかけによってしか生まれない。そこから子どもの感じる心も生まれる。
    p164兄弟がいる子も問題がありそうなこと一対一になる時間を作る。一緒に買い物に行く、夜他の子を寝かしつけて一緒にケーキを食べる。早めに対応する
    p166トイレットペーパーの適量がわからない子には、壁に目安のテープをはる
    p184きょうだいゲンカに親が介入するとろくなことがない。親がケンカの状況を見てもいないのに、お兄ちゃんが悪いとか、妹や弟が悪いなどと判断してしまうと余計こじらせてしまう。その場の状況だけで兄弟の誰かを悪者にしたり、責めたりしてはいけません。見ていない親が悪いのです。
    ケンカが始まると「外でやって」というだけでいい。普通に淡々と。「ママが不快な気持ちになるから、うちの中ではやってほしくない。やるなら外でやって。外でならやってもいいよ。」子どもは面白いもので、外ではケンカできない。やばいやばい、どうする?と、話し合う習慣ができる。
    基本介入しないケンカだけど、明らかにどちらかが悪いときは、その場では絶対に言わない。ケンカが収まってしばらくしてから、一対一できちんと向き合って話す。話す機会をもつ。
    p218
    ほかのお友達を待たせてゆっくりご飯を食べていた子を叱らず、みんなで歌を歌待っていた。待たせた子を叱るのではなく、待つことを教える方が大事と。待つことができる人は、寛大な心、心が広い人、人を許せる人です。誰かが遅れてきて、待たされても「別にいいよ。他のことをして待ってたから」と言えたら、すてき。
    送れた来るなら、その時間本でも読んで待っていようと思えるような寛大な人は、いつも穏やかでいられる人です。

    仕事がら、多くの魅力的な起業家に会う。成功もして人望も厚い人たちですが、皆さん共通して穏やかで、人を許せる範囲が半端じゃない。嫌なことがあっても、切り替えが早いのも特徴。

    →最後の、待つことの教育がこころに響いた!

  • なんでも自分でやりたい2歳の息子をどのようにサポートすればよいか、ヒントが欲しくて読了。
    すぐにとりいれたいアイデアが豊富でした。

    ◼︎学びのメモ
    ・動作を見せる時には、1つずつ分解&完結させつつ、無言でゆっくりと見せる
    ・対にする(ペアリング)順番に並べる(グレーディング)分類する(ソーティング)の3つの操作を大切にする
    ・ウォールポケットの活用
    ・タイマー・時計の活用
    ・キッチンゲートの撤廃・子どもコーナーの設置
    ・「ちょっと難しいけどやってみる?」の声かけ
    ・語りかけのコツは「これから何をするかの予定」「赤ちゃんの目先にあるものについて」「親の動作についての実況中継」
    ・子どもの言いたいことを代弁≠子どもの言葉を引き出すのをサポート
    ・ダメ、ではなく ◯◯するとこんないいことがあるよ!と明るい未来を伝える
    ・子どもが納得し行動したときは、わかってくれてありがとうと肯定する

  • 実践はできるかわからないけど、
    ヒントにはなったかなぁと思います。

  • THEモンテ本。よかった。
    事例と参考回答セットで読みやすく、あーこれこれってのが多かった。(紹介用に買ってもいいかも)

    ・環境
    自分から動きたくなる。朝の支度ウォールポケット。
    言って聞かせるより、やってみる。

    ・朝から知的な活動をすると、心が落ち着く効果がある。
    ・時間を見える化、事前に伝える。自分で終わりを決める。→心が揺れる葛藤の時間で自分の気持ちを整理している。自分の気持ちをコントロールすることを学ぶ。

    ・マイぞうきん。失敗した時が教えるチャンス!考える力を引き出す。

    ・3歳まで旬。その能力を伸ばしたいときに出会えたときに子供は集中します。敏感期。

    ・ちょっと難しいけどやってみる?

    ・世の中の普通ではなく、その子が今必要なことを。お母さんしか与えられない。

    ・動きながら学ぶ

    ・背もたれのないイス
    ・トランポリン
    ・うんてい
    ・キャッチ。目と手の協応。脳を活性化。投げるよりやってほしい。

    ・ダメをやめる
    ・やめてほしいことは、こんなによくなるよという未来のイメージの言葉かけ。

    ・感覚ワーク。
    なんの音?同じ色を探すとワーク。
    ・タイミングを逃さない。モンテ観察。
    ・こどもの仕事を尊重。
    ・大人が間違いを訂正しない。
    ・大げさにほめない。
    ・人に頼れるのも自立。
    ・待つことができる大人に育てましょう。
    穏やかで、人を許せる範囲が半端じゃない。嫌なことがあっても切替が早い。

  • 3歳までの体験がその後の人格形成の基礎になる、というけれど、きっとそうなのだと思う。
    発達具合に合わせ、見守りの中で興味を持たせ挑戦させ、子どもに問いかけ考えさせる。
    わが家のもう3歳は過ぎてしまったけれど、これからでも続ければ少しは能動的な子どもに育つかなぁ…ちょっと過保護に育ててしまったことを反省。
    もっと早くこの本読みたかったです。

  • ウォールポケット実践済み

  • ・ウォールポケット活用

  • ☆やりなさいというより自分でできる環境を整える→自己肯定感も育つ
    ・朝の用意カードをポストへ
    ・「みててね」で言葉で説明せず見ることに集中させる
    ☆集中する体験
    ・夢中になってるときは誉めるのもいらない
    ・つまずいたところですぐ!サポート
    ☆自分で終わりを決める
    ☆いい姿勢
    ・赤ちゃん期のハイハイはたっぷり
    ・トランポリンがいい
    ☆母親の会話が完成を育てる
    ・感動する心
    ・ダメ!は使わない→考えない子になっちゃう
    ・やってほしくないことは触れない(反応が面白くなる)、してほしい行動を口にする
    ☆兄弟けんかは悲しいから外でやって 見守る姿勢

  • 子供6歳だからあまり意味なかった。2歳までのお子さんがいる方に。

  • ダメという言葉は子供の思考を停止させる。ダメではなく、正しい行動をとった時にそうそうと言って促し、良くない行動をとった時は反応しないと書かれていたのが印象に残った。そうする事で子供が何が正しいのか自分で考えるようになると。

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著者プロフィール

0歳から天才を育てる乳幼児親子教室「輝きベビーアカデミー」代表理事。(株)D・G・P代表取締役。
幼稚園教諭1級免許。日本モンテッソーリ協会教員免許。保育士国家資格。小学校英語教員免許。
NPO法人ハートフルコミュニケーションハートフル認定コーチ。サンタフェNLP/発達心理学協会・ICNLPプラクティショナー。日本メンタルヘルス協会認定基礎心理カウンセラー。

「2020年 『マンガでよくわかるモンテッソーリ教育×ハーバード式 子どもの才能の伸ばし方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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