5歳から始める最高の中学受験

著者 :
  • 青春出版社
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本棚登録 : 337
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413231367

作品紹介・あらすじ

中学受験の準備を始めるのは、早いに越したことはありません。
ただ、中学受験の成功に必要なのは早期学習や先取り教育ではなく、“学力のベース"が大きくなるような親の働きかけです。
もともと中学受験とは、子どもの成長にとって「不自然」さをもったものです。
その不自然な世界と付き合うのに小学校4年生になってから、急に無理をさせるのか。
それとも幼少期からうまく準備を整えて、子ども自身の成長を促すことで「ゆるやかに無理をさせる」のか。
筆者は断然後者をオススメすると話します。
「遊びと勉強を線引きしない」「やる気のない子どもなどいない」「紙と鉛筆だけで子どもが賢くなる遊び方」など、
これまで中学受験指導で多くの子どもを難関校に合格させてきた著者が、効果的かつ具体的な方法を伝授します。

(目次より)
第1章 中学受験ではどんな力が必要か
・中学受験のスタートは4年生ではない
・入塾時に塾が求める”当たり前”とは?
・中学受験成功の秘訣はゆるやかにムリをさせること
・間違った早期教育に要注意!
・低学年の塾コースは習いごと感覚で
など


第2章 どんなことでも学びにつなげる親のかかわり
・頭のいい子は幼児期にたっぷり遊んでいる
・しりとりと辞書は言葉の世界を広げる
・読み聞かせがいいといわれる理由
幼児期の”ひと手間”が中学受験をラクにする
つまずいても”なんとかなる”と思える心の育て方
など

第3章 高学年でグンと伸びる[タイプ別]学習法
わが子がのめり込む”最強の学びモード”を見つけよう
親の質問力が子どもを大きく伸ばす
ウチの子はどれ?強みを知る三つのタイプ
[タイプ別]子どもが食いつく勉強法
子どもをやる気にさせるほめ方・やる気を奪うしかり方
など

第4章 最初が肝心!勉強嫌いにさせないコツ
「ウチの子は勉強嫌い」は思い込みにすぎない
勉強をはじめるベストなタイミングは?
小学校に上がる前につけておきたい4つの力
正しい学習サイクルを回すと成績は伸びる
頭のいい子は授業の受け方がうまい
子どもの「わからない」をサポートする方法
など

第5章 頭のいい子が育つ環境づくり
勉強をする場所に制約をつくらない
家では集中できないときの対処法
勉強効率が劇的に上がる4つのツール
将来の中学受験に生きてくる本
など

感想・レビュー・書評

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  • 具体的でとても参考になった。
    ただ、子供の「なぜ勉強しなくちゃいけないの?」という疑問に対し、「え?ご飯食べるよね?歯磨きするよね?勉強…するよね?」と当たり前のように対応する…という点につき、本当にそれで良いのか…と思ってしまった。
    ご家庭の方針にもよるとは思うが、私はこの疑問に対しては真正面から回答したいし、子供にも考えて勉強してほしいと思っているので、ここだけは筆者に共感できないなと思った。

  • この著書の考え方や優しい文章が好き。
    息子には時間の感覚や先を読む力みたいなものがもう少し備わるといいなぁと思っていたところだったので、今回の本もとても参考になった。まだ未就学児なので今から少しずつ負荷をかけて、中学受験に備えたい。
    それと同時に、受験が目的にならないように親も楽しんで臨めたらいいなと感じた。

  • 再読。
    その時々で気づきがある。
    また節目節目に読みたいと思う本です。

  • 子どもにとっては全てが遊びであり勉強
    親の働きかけの重要性
    よき遊び相手、心理的安全性
    塾の上手な使い方
    わが子のいいところ50個

  • 中学受験の大まかな内容がわかるので、中学受験を考えたら早めに読むと良さそう!
    最後に紹介されていた学習用のアプリが参考になった。

  • 私自身には中学受験の経験がないので、何を気をつけるべきか知るために読んだ本。
    結果的に我が子は受験しなかったとしても、普段の子育てに活かせる内容も多かったので、幅広い方にお薦め出来る。
    ただ、勉強の目的(なぜ勉強しなくてはいけないの?という問い)に対して、「歯を磨くのと同様、勉強するのが当たり前のもの」として回答する、という1点については違和感があった。なぜ○○するのか、と考えることは、目の前の細々とした受験テクニックを実行していくことよりも大切だ、と私は思うからだ。子どもを思考停止の状態にさせることは、ブラック企業の洗脳と同じだと思ってしまう。子どもの素直で柔軟な頭を大人が縛り付けないように、自分自身気をつけたいし、立場的に上に立つ人(教師や上司、親などの大人)がもっと大きな視野の人間であって欲しいと願う。
    (ちなみに、私の考える勉強する理由は、「自分や周りの人、世の中の問題を、勉強することで解決出来るかもしれないから」です。これは人によって違うはずですし、私の理由も5年後には変わっているかもしれないです。)

    【自分が、今後気をつけようと思った箇所】
    ■自分のことは自分で決められる子になってほしい
    →子どもが今日の過ごし方を自分で決められるようになること
    →「朝ごはんのあと、何をする?」「このあと、何がしたい?」という質問
    ※自分の行動を自分で決めて、人に伝えることが出来る(○○より✕✕をしたいでもOK)
    ※子どもの1日は子ども自身のもので、誰かに管理されるのはできるだけ避けたい。どんな順番でいつやれるかを子ども自身が決めていれば、やらされ感なく進められる
    →幼い頃から小さな予定を決めさせることを経験していけば、どんな子でも出来るようになる
    ■「子どもと行動するときは時間に余裕を持つ」「朝ごはんのあとに今日の予定を聞く」
    ■「失敗は成功のもと」うまくいかなかった経験は次のやり方を変えるチャンス。
    子どもがつまずいたり失敗したときは、必ず立ち直らせてあげること。
    子どもが困っているときに怒らない。何で困っているのか、確認をする。
    ■「手を変え品を替える教え方」「優位感覚」
    ■「毎日少し」が習慣化のコツ。1日5分からスタート。慣れてきたら6分……。
    ポイントは無理をさせ過ぎないこと。
    →時間帯は朝がオススメ。本人がやりたいことをやるように。(バランスよりも毎日続けること)
    ■付箋活用。大きなホワイトボード。蛇腹ファイル
    ■子育てでは「何をさせるか」よりも「どんな環境に身をおくか」の方が大事
    ※学力のスタートは、物事への興味や関心を持つこと
    →周囲の環境からの刺激によって生まれてくる
    →さまざまな興味を持てるような環境づくりに取り組む
    →本など(色々なジャンル)

  • 勉強する環境の作り方や子供のやる気の引き出し方など中学受験を検討していないけれど子育て中の方には参考になることが多く、もちろん、受験を検討されている方には更に役に立つ内容だと思います。特に、著者の語り口が柔らかく、難しく感じない内容で読みやすかったです。

  • 夫婦、祖父母と共有したい本です。購入して、実践あるのみ。

  • 夫が息子の中学受験を考えているというので、読んだ。
    優しい語り口がいい。
    中学受験しないにしても参考になる本。

  • 中学受験を考えており育休のうちに読んでおこう!
    と思って手に取った本。
    分かりやすくこんなふうに子供を育てたいなと思った。
    一番の収穫は主人とこの本を通して子どもの教育に関してすり合わせができたこと。

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著者プロフィール

教育家。見守る子育て研究所 所長。1973年生まれ。京都大学法学部卒業。学生時代から大手受験予備校、大手進学塾で看板講師として活躍後、社会人プロ講師によるコーチング主体の中学受験専門個別指導塾を創設。子どもそれぞれの持ち味を瞬時に見抜き、本人の強みを生かして短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。塾運営を後進に譲った後は、教育家として講演、人材育成、文筆業と多方面で活動している。6000回の面談で培った洞察力と的確な助言が評判。受験学習はもとより、幼児期からの子供の能力の伸ばし方や親子関係の築き方に関するアドバイスに定評があり、各メディアで活躍中。そのノウハウは自らの子育てにも活かされ、一人息子は中学受験で灘、開成、筑駒すべてに合格。『5歳から始める最高の中学受験』(青春出版社)、『自分で学べる子の親がやっている「見守る」子育て』(KADOKAWA)など著書多数。

「2023年 『子どもの頭のよさを引き出す親の言い換え辞典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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