子どもの頭のよさを引き出す親の言い換え辞典

著者 :
  • 青春出版社
3.27
  • (2)
  • (3)
  • (3)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 87
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413233019

作品紹介・あらすじ

「早く宿題やりなさい!」「ほんとに根気がないんだから……」。親は子どもの将来を心配するあまり、必要以上に厳しい言葉をぶつけてしまいがちです。でも、少し言い方を変えるだけで、言葉が驚くほど子どもの心に響くようになり、行動や顔つきがすぐに変わります。本書を読めば、家庭学習・親子の信頼関係・学校生活などの各シーンで「言ってしまいがちな言葉」を、「子どもに届く言葉」に変換できるのです。子どもが自分らしく人生を切り開いていけるように、道筋となる「言葉」を与えてあげましょう。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 予約して買った本。時間がだいぶ経ってしまったけど、読み終わりました〜!
    大好きな小川先生の最新作。

    とても読みやすいのに内容が濃くてとても良かった!

    読み始めは、過去作『本当に伝わる言葉がけ』と似た雰囲気なのかな?とも思っていたのですが、よ
    り具体的かつ実践的で、"いじめ問題"や"ひきこもり問題"にも踏み込んでいます。
    あと、スマホや動画、ゲーム問題についても丁寧に書かれています。
    漫画やTVとの違いや、対処法やお付き合いの仕方、お作法などなど。
    気になる方には是非手に取って頂きたい!

    特にいじめ問題に関しては、我が子の"される側"だけでなく"する側"のケースについても書かれていて、勉強になりました。

    凄くデリケートな問題だからこそ、安全基地である親の言葉選びは本当に重要だと思う。

    子どもにとって、学校って本当に世界の全てだもんね。学校で嫌なことがあったらもう目の前が真っ暗になっちゃう。

    でも、残念ながらいじめって大人になってもどこの世界にいっても必ずあって。

    親がずっとずっと守ってあげられるわけじゃないから、自分なりの対処法や心の在り方を獲得しておく必要があると思う。

    ひきこもり問題についても、小川先生の声がけはとても優しくて。全部子どもの心の動きに注目してる。ありのままの気持ちや状態を先ず受け止めてる。

    私自身は37.5度以上熱がない限りは絶対休むなと言われて育ち。
    頭痛は腹痛はしょっちゅうで、休みたいのになかなか熱が出ない体質でそれが凄く嫌だったな。

    皆勤賞みたいなやつも嫌だった。そりゃあさ、健康で学校が大好きで前向きな意味で休まなかったらそりゃ凄いよ!!!素晴らしいって思う!最高じゃん!!

    でも、皆勤賞が偉い!皆勤賞でなければいけない!みたいなのは違うでしょと思うんだよね。それぞれ事情があるんだから、そんなものは押し付けないで欲しいと思っちゃう。

    私も、休みたいと言った時に「どうしたの?」ってちゃんと話を聞いて欲しかったな。
    感受性豊かで思うことたくさんあるタイプだから。

    きょうだい比較もね。私は上だからそりゃーもう凄かったし、下が異性だから、女の私はお手伝いして当たり前、弟が進んでやらなくても怒られないみたいなのはめちゃくちゃ理不尽に感じたなー

    思春期になったら、弟は暴れるから母が弟にはどんどん甘くなって、私には凄くキツかったのも嫌だったなーー

    書いてて、もうこれはそーゆー世代だったってことでしょーがなかったのかなって無理やり飲み込むしかないよな、頑張って納得するしかないんだよなって思ってるけど。

    自分の子供には絶対そんな思いはさせたくないなって思うよ。

    実際、上の子は超真面目で、しっかりしてて、宿題も自分から秒で終わらせるタイプだけど、下の子は何回声かけても何時間もかけてだらだらやって、机の上ではやらないのがデフォで、床とか椅子の背もたれでやったりしてて、もう君はなんなんだ???って感じだけど、これがあなただもんねと…笑

    大器晩成…頼むぞ!!!って思って生温かーーい目で見守っております笑

    でもそんな下の子は、上の子にはない感情豊かマン芸術的センス爆発なので(←きっと私に似た。そして私なんかより遥かに凄い)一般的な大人が思う"わかりやすい良い子"じゃない子を育てるってこういうことなのかってことを最近噛み締めています。

    みんな違ってみんないい、これなのよね。本当。

    我が子達はまだ未就学児だけど、小学生を育てる親御さんにとって、とても役に立つ本であると思うので、私もまた読み返したいです♪

  • 子どもにとっていつでも見守ってもらえている安心感が成長する上で大切なことを、改めて感じた。スマホの持たせ方など、なかなか夫婦間でまだ結論が出ていないことも書かれていてとても参考になった。子ども本人がスマホを欲しがったらすぐに買い与えるのではなく、まずは貸してみて約束の時間を守らせることからやらせてみたいと思います。

  • ・情報過多が過干渉に繋がる
    ・「やる気ないんでしょ」と決めつけない

    「はじめに」で著者自身が書いているが
    世の中には数多の「言い換え本」があり
    これも類書に過ぎない。
    むしろ、それで良いのかな…という
    言い換え言葉も多いです。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

教育家。見守る子育て研究所 所長。1973年生まれ。京都大学法学部卒業。学生時代から大手受験予備校、大手進学塾で看板講師として活躍後、社会人プロ講師によるコーチング主体の中学受験専門個別指導塾を創設。子どもそれぞれの持ち味を瞬時に見抜き、本人の強みを生かして短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。塾運営を後進に譲った後は、教育家として講演、人材育成、文筆業と多方面で活動している。6000回の面談で培った洞察力と的確な助言が評判。受験学習はもとより、幼児期からの子供の能力の伸ばし方や親子関係の築き方に関するアドバイスに定評があり、各メディアで活躍中。そのノウハウは自らの子育てにも活かされ、一人息子は中学受験で灘、開成、筑駒すべてに合格。『5歳から始める最高の中学受験』(青春出版社)、『自分で学べる子の親がやっている「見守る」子育て』(KADOKAWA)など著書多数。

「2023年 『子どもの頭のよさを引き出す親の言い換え辞典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小川大介の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×