エスリンとアメリカの覚醒: 人間の可能性への挑戦

  • 誠信書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784414302844

感想・レビュー・書評

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  • 本書では「エスリン研究所」となっているが、Wikipediaでは「エサレン協会」との表記である。サイズを小さくした比叡山、あるいは宗教色を薄めた神智学協会といった印象がある。この小さな協会がやがてヒューマンポテンシャル運動の推進力となる。
    https://sessendo.blogspot.com/2022/01/blog-post_21.html

  • Tune in, turn on, drop out. スティーブ・ジョブズも度々引用する60から70年代の米国の圧倒的サブカルチャーであったといえるヒューマンポテンシャル運動を追う一冊。 橘玲氏ブログからのリファレンス。

    アブラハム・マズローが在籍し、後年にはホワイトハウス補佐官によってチャールズ・マンソンとの関与が取り上げられた、ビッグサー温泉地の施設エスリン。

    物質面での充実が産み落としたとも言える、精神世界への可能性模索の社会実験は、LSDによる幻覚体験や自殺者が出るほど過激なワークショップを展開した。 そうした史実はいい意味でも悪い意味でも実績を残したと言えるのだろうが、率直に言って不自然な印象を受ける。

    そうしたカルト的な印象を持つのは、探求の旅が内的探索に終始しているからであり、空即是色の立場をとれば偏執的に映るからではないかと感じた。ドラッガーはこのムーヴメントとどのように付き合っただろう、そんな疑問を持った。

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