和雑貨の事典

制作 : 成美堂出版編集部 
  • 成美堂出版
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784415304953

感想・レビュー・書評

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  • 風呂敷、てぬぐい、扇子、風鈴、ガラスの器、和食器などのさまざまな和雑貨が写真とともに紹介されています。

    写真で載っている和雑貨は、スタンダードな古典柄のものもあれば、和モダン風なのもあり、それらがひとつのページにそろうとなんだかかわいらしいというか、素敵なページになっています。眺めているだけで楽しくなる一冊。

    また、江戸風と京風のように地方で違いがあるものや、その土地独特のもの(南部鉄器とか輪島塗とか)についても解説があり、よりその和雑貨を知ることができます。
    ひとつ気になったのは京都の帆布カバン。なんだかんだいってもやはり一澤帆布なんですね。一澤信三郎帆布が本流だと聞いたような気がしていましたが。

    奈良も遊中川の麻小物が紹介されていました。自分の住んでいる都道府県の有名なものが紹介されているとちょっと嬉しい。

  • 良いです。カラーで素敵な、可愛い和雑貨が紹介されてる。さらにそれぞれの雑貨の豆知識もついてて、ほぉ〜と思うことしばしば。和雑貨ってお店でディスプレイされていると、素敵なんだけど、家に持って帰ってきて使い始めると(日常になると)、どうも貧乏くさくなってしまったりするので、取扱いには要注意なのです。(って、そうさせる我が家の環境にモンダイがあるわけですが…)

  • この頃、和雑貨が気になっている。

    たとえば、今ごろだと風呂上りに団扇(うちわ)。
    ところが、この団扇がぼろぼろだったり、プラスチックの骨だったりすると風情がない。かつては、銀行などでも品の良いのをくれたりしたが、この不景気でくれなくなった。それじゃあ買うしかないが、買ったことがない。

    そこで、まずは堅苦しくなく基礎知識を、と思って本書をとった。
    日本の3大団扇は、京都の京うちわ(都うちわ)、香川の丸亀うちわ(讃岐うちわ)、千葉の房州うちわだそうだ。それぞれの写真と簡潔な解説文。いままで気にもかけず使ってきたが、もともとは産地によって作りが違っていたのだとわかり、面白かった。

    そんなわけで、本書を通じて、あらためて和雑貨に思いを巡らせてみた。和紙や木のぬくもり感。やきものの素朴な質感。染め物の凛々しさ。やはり、和の雑貨がそばにあるだけで、心がほっと落ち着く。長い歳月を費やし育まれた業や文化を思い出させてくれる。

    街を散策すると、和雑貨の店が思った以上に多いのに気付く。多くの人に愛されていることがわかる。きっとこれからも大切にされ続けるのだろう。

    本書は、風呂敷や手ぬぐい、風鈴や団扇、器や醤油さし、ざるやかご、鉄瓶や土鍋などの身近な小物たち、それに江戸切子、輪島塗、曲げわっぱ、南部鉄器、千代紙など全国の老舗を、豊富な写真と豆知識とともに紹介している。事典とあるが、カタログ的な本。気楽に楽しめる。
    残念だったのは、値段がのっていないこと。

  • 和雑貨が好きなので、試しに図書館で借りてみたのだが、欲しくなるものが多く、その物の解説も歴史や意味などが詳しく載っており楽しい内容でした。
    読んだ時点で知らないものが多かったので、
    今回は興味を持つきっかけということで、
    次回読むのであればまた違った楽しみが生まれそう。

  • 手拭いや風呂敷がさっと使える和美人になりたい!

  • 見ていて楽しい
    手元に一冊置いておきたい本

  • ぱらぱらと見るだけで楽しくなってくる。そして欲しくなってくる。ウンチクもあるからなおさらだ。今手に入るものばかりで、ショップガイドも付いているからネットなどで調べて購入することもできる。贈り物の検討にも役に立つし、たまにページをめくってみると新商品開発など何らかのヒントになるかもしれない。

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