決定版! すっきり書ける文章のコツ80

著者 :
  • 成美堂出版
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本棚登録 : 119
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784415314839

作品紹介・あらすじ

修飾語は長いものから先に書く。積極的に改行する。主語と述語を近づける。読点「、」で誤解を防ぐ。「い」抜きと「ら」抜きに注意。関連の強いものをまとめる。主役を早く出す。ときには文を短く削る…書いて伝えるための厳選ノウハウ集。

感想・レビュー・書評

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  • 書き方のコツが分かりやすく説明されていた。
    はじめに紹介されている「最強の6か条」を意識して書くだけでも変わる。

  • 最強の6カ条
    1.文は短く
    2.一点に集中して
    3.誰が読んでも同じ意味に
    4.同じ言葉、同じ内容は不要
    5.句読点をしっかり打つ
    6.積極的に改行する

    第3章 文章をもっと輝かせるコツ
     34 「など」「ほど」はひらがなで:接続詞や助動詞などは漢字にしない
     35 漢字とひらがなを使い分ける:「言う」「いう」、「物」「もの」は区別する
     41 「~である」をあまり繰り返さない:略すか別の表現にする
     42 意味のない言葉は書かない:なくてもなよい言葉は削る(「~すること」、「基本的に」「~の立場」など)
     43 「そして」「だが」を使いすぎない:接続語はできるだけ省く
     44 「が」「の」に注意:使いすぎた文は読みにくい

    第4章 スラスラ読ませるコツ
     49 肯定文と否定文は分ける:入り乱れると、読者が戸惑う
     50 「これ」「あの」を使いすぎない(できるだけ具体的な内容に言い換え、なくてもすむ指示語は略す)
     55 「的」「性」「化」はなるべく避ける
     58 専門用語や業界用語は避ける(専門用語のほうが文脈にあっている場合は、「プレゼン(提案説明)」などと説明書きをつけると誤解を防げる)
     62 言葉を上手に強調する:カタカナ、カギカッコに強調機能がある

    第5章 作品に仕上げるコツ
     67 文章を作品にするための4の心構え:キーワードは2種類の「やさしく」
        ①とにかく字を書き出す
        ②情報に強くなる:自分の体験と周囲の話題を材料に
        ③「優しく」「易しく」書こう:丁寧な言葉で親切に
        ④読みながら書く、書きながら読む:文章は声や目で点検できる
     69 あなたにしか書けないことを中心に:ありふれた案内書(観光パンフレット)にしない
     70 書き出しはとくに短文で
     71 三段構成で書く(「序論→本論→結論」より、「結論→理由→背景・事例」がわかりやすい)
     73 主役を早く出す:読み手を待たせない
     79 音や匂いを連想させる

    ・自分でできる!文章力アップの練習法(180)
     ①自己紹介を書く
     ②身近な地域を文章で説明する
     ③田舎のおじさんに自宅までの案内状を
     ④ニュースをメモして再構成
     ⑤朝の連続ドラマを見て粗筋を書く
     ⑥名文を書き写す
     ⑦名文を短くする「けずリング」
    ・この本でめざす「よい文章」とは「書き手の思いが誰にでもわかりやすく伝わる文章」(182)
     


     

  •   

  • とくに目新しい学びはなかった。基本の再確認。
    「『的』『性』『化』はなるべく避ける」は気を付けたい。
    変換ミス事例「お客彷徨うトイレ」に笑った。(○お客様用トイレ)

    文章力アップの方法として、コラムの書き写しは昔から言われているし、自分でも試したことがある。本書では、もっと力のつく練習法として「名文を短くする『けずリング』」が挙げられ、巻末にそのドリルが付いている点が興味深い。
    新聞のコラム書き写しは、一定の効果は感じつつ、ある理由から嫌になりやめてしまったのだが、今度は「けずリング」で試してみようかな。

  • う〜ん、文章をうまく書きたいと思ってる人には向いてないかもしれません。
    どちらかというと『うまく見せたい人』向けですね。

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著者プロフィール

早稲田大学卒。毎日新聞記者をへて朝日新聞社入社。社会部記者、朝日学生新聞編集部長、総合研究本部経営研究担当部長などを歴任。現在はフリージャーナリスト、コラムニストで、日本大学・同大学院講師も務める。

「2018年 『ビジネスパーソンが知っておきたい新語・難語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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