編み方のコツがひと目でわかる はじめてのかぎ針編み

制作 : リトルバード 
  • 成美堂出版
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本棚登録 : 18
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (95ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784415327570

作品紹介・あらすじ

編み図記号を説明した基礎本ではなく、編み図から作品を完成させるために必要な情報を丁寧に解説した入門書。
玉編みのベレー、スヌードから、エコアンダリアのハット、かごバッグまで収録。
プロセス写真とくわしい解説で、全作品が必ず編める!
棒針編も同時刊。

感想・レビュー・書評

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  • 難しい…。けど編んでみたい。

  • [江東区図書館]

    先日➀「誰も教えてくれなかった基礎のキソ かぎ針編み困ったときに開く本」をベースの基礎本として、不格好なアクリルたわしを作ることで平編みを少し理解し、お人形のブーツをやっとそっとで作り上げることで楕円編み、ひいては輪編みでの段の始まりと終わりの目の大変さを理解して、少し基礎が分かってきたところ。自分なりによりわかり易い基礎本などがないかと、かぎ針の基礎に関する本を更に探していて見つけた下記の本も読み比べしてみよう。

    ○④「編み方のコツがひと目でわかる はじめてのかぎ針編み」
    リトルバード / 成美堂出版
    ○⑤「かぎ針あみの超きほん―断然わかりやすい!長く使える決定版」
    ミカ※ユカ / 主婦の友社
    ×⑥「知っておきたい編み物の基本―棒針編みとかぎ針編みの基本がよくわかる」

    大分基本知識が頭に入ってきたところなので、今なら④でも大丈夫な感じ。①~③の時には全ての本にあったような、いわば編み方図鑑的なページはなく、編み方一般の知識、基本の編み方と編み始め方、の説明は20ページ足らずで終わり、後は具体的な作品の数々が写真と編み図で紹介されている。

    最初の作品こそ平編みのミニマフラーなどだが、次はベレー帽、三作目はソックス、と編み図的にどんどん難しくなっていくが、どの作品も編み途中の要所を写真つきで説明してくれているのが◎。
    確かに、どんなに基礎のページで詳しく教えてくれて納得できても、いざ実践で同じ編みをやってみると、不思議なことにその場合の下の段ならどこに針を入れるのか、どう段の変わり目で処理すべきなのか、分からないことが出てくるのが常。そういう意味ではこのくらいのシンプル説明で、実践中に詳しく教えてくれる作りの本はあまりなくて貴重かも。

    ①と④を揃えて、理論的にも細かく学びたいなら➀、さっと基礎知識でとりあえず編み始めてみたかったら④という感じで合う方を使ってみるのがいいかも。ちなみに➀~③を使っている時には丁寧?すぎて特殊なのかと思った➀での「作り目からの裏山拾い」は、④でも実践されていた。実はこれこそ王道なのか!?!?!?それに、中長編みや長編み(P.12&13)での2段落目以降の段の終わり方でも、➀同様「半目+裏山」を拾うように指示されている。「基本のテクニック(P.11)」での編み方説明では、言葉での説明はないがイラストでは明らかに裏目を拾うように指示されていて、続く「かぎ針編みの基礎知識(P.19)」で、作り目の拾い方として改めて三種の説明がある。ただ、➀では楕円編みには目が緩まずしっかりとする「半目+裏目」を推奨していたが、ここでは拾いやすいという理由から「半目」を推奨している。

    ⑤は②とほぼ同じ内容だった。というか、恐らくこの⑤がオリジナル初版で、②が棒針あみと抱き合わせたこともあって、抜粋改訂版といったところなのかな。説明に使われている写真も流れもほぼ同じ。ただ、こちらの⑤の方が、本のサイズが一回り大きいこともあってか、レイアウトも、同じ写真でも、拡大されて(というか②が縮小されているんだろう)いて見やすい。また、たまたまなのか、④と同じように具体的な編み物を差し込んでいく作り。最初の説明後、どころか、しょっぱなにマフラーを提示してから基本の鎖編みなどの説明が始まり、その提示作品ごとに、新たな編み目や編み始め方法を説明していく作りで、説明の素材は恐らく全く同じなのに、断然②よりも読みやすく使いたくなる本(笑)

    ⑥は前半は棒針で後半がかぎ針。どちらもセーターの編み図が提示され、それを編めるように増し目減らし目などの説明もされていく。P.84の畝編みと筋編みの説明、ならびに裏側でのポップコーン編み目の説明などは良かったが、初心者がもっともわからないことの一つ、段の終わりと始まりに関する説明などはほぼなかったので、一人で学ぶには使えない本かな。

    ■理想の教科書■
    個人的に理想の教科書は、こんな感じかな。
    けれども実際にはまだ出会えていないので、⑦と①メイン、レッスン小物については④と⑤も参照する感じで使っていこう。

    ①フローチャートや分類図などで、編む手順(作り目→1段目→2段目)や編み進め方の種類(平編み、輪編みなど)をより系統立てて一瞥説明してほしい。
    ②Lesson1までは⑦基本で。
    ③それ以降は①の「かぎ針編みの編み進め方(P.28)以降のように。
    ④但し、糸紹介は③など、各書のポイントについては必要に応じてもう少し詳しく、わかり易く。

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